2020年1月、新型コロナウイルス感染症の感染者が国内で初めて確認されてから、早4年。未曽有の事態を乗り越えた経験をこれからの感染症対策にどう生かすべきか、日本医師会のシンポジウムで話し合いました。 ※本シンポジウムは、2024年1月19日、日本医師会館(東京・駒込)にて実施しました。 ※講演・パネルディスカッションの発言は、一部を再構成しています。 主催/ 後援/朝日新聞社 シンポジウム動画(全編) 新型コロナウイルス感染症は世界中に広がり、日本でも3300万人以上が感染しました。しかし、諸外国に比べて、日本では新型コロナによる人口当たりの死亡者数や陽性者の致死率が低く抑えられていたことをご存知でしょうか。 その背景には、国民の皆さんが高い公衆衛生意識を持って基本的な感染防止対策を行って下さったことはもちろんのこと、多くの医療従事者が休日・昼夜を問わず、検査や治療、ワクチン接種などに取り