週刊新潮で女性記者にセクハラ発言を繰り返したと報じられた財務省の福田淳一事務次官(58)は18日、麻生太郎財務相に辞任を申し出て受理された。森友学園問題で批判が高まる財務省事務方トップのセクハラ報道に、政権内からも更迭を求める声が強まり、辞任に追い込まれた。 近く閣議で辞任を正式決定する。財務次官が引責辞任するのは1998年の旧大蔵省時代の接待汚職事件以来、20年ぶり。当面の後任は同省の矢野康治官房長が代行する。 財務省では先月、森友学園との国有地取引に関する決裁文書の改ざんという民主主義の根幹を揺るがす不祥事が発覚し、当時の理財局長の佐川宣寿・前国税庁長官が引責辞任したばかり。組織トップの相次ぐ辞任によって、財務省の信頼失墜に拍車がかかるのは確実だ。 麻生氏は記者団に対し、「福田次官から、疑惑について引き続き身の潔白を明らかにしたいが、現在の状況を鑑みると職責を果たすことが困難だとして辞