期間限定で全文公開 「森友・加計学園」や「桜を見る会」の問題で 明らかになった、公文書の軽視。安倍政権によってエスカレートする 民主主義崩壊の実態に迫った毎日新聞取材班の記録が書籍化されました。6月2日発売の新刊「公文書危機 闇に葬られた記録」(毎日新聞出版)を期間限定で全文公開します。6月25日から第1章から第9章までを1章ずつ連日公開します。第1章の一部のみ無料公開、2~9章はデジタル毎日会員限定での公開です。 本書は、毎日新聞に連載された「公文書クライシス」をもとにしている。登場する人物の年齢や肩書は、原則として掲載時のままとした。 官邸を頂点とする巨大な官僚組織のなかで何が起きているのか この国の権力の中枢である首相官邸は、東京・永田町の高台にある。 緊張したおももちの高級官僚たちが入れ代わり立ち代わりやってくる。首相や官房長官らと面談し、指示をもらうと、坂の下に広がる官庁街に足早