防衛省は陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」について、当初目指していた陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)への配備を断念する方針を固めた。新屋は住宅地に近く地元の反発が強いため、配備は困難と判断した。政府は新屋を除く県内9カ所の国有地を中心に配備先を検討する。 イージス・アショアを巡っては、政府は山口、秋田両県への配備を目指しており、当初、秋田では新屋を候補地としていた。ところが地元の反発が広がったことに加え、昨年6月に地元への説明資料に多数の誤りが発覚。説明会でも職員が居眠りをするなど一層反発が強まった。そうしたことを踏まえ、同省は選定をやり直す…