参院選が終わり、「勉強も資質も足りないのでマスコミの取材は一切お断り」していたという冗談のような情報が流れた候補者が当選して、今問題になっている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題などを古くから追及していた議員が落選するという、毎度選挙の度に感じる「あほらしさ」を痛感している。これでは投票率が低くなってもしょうがない、さもありなんと思いながらも、こんなことを「仕方がない」と見過ごしていては、ますますこの国が沈んでいくのを加速させていくことになる。 選挙終盤に、元首相が元海上自衛官で無職の男性に銃撃され、死亡するという忌むべき事件が起きた。その場の騒然とした生々しさは、テレビやインターネットでおびただしく流れる数々の動画によって伝えられ、情緒が混乱する人も多くいるのではないか。