以前は、コンビニエンスストアの前でたむろする若者たちをよく見かけたが、最近は少なくなったような気がしている。もちろん、私の行動パターンや生活習慣によって見る光景が変わっているのかもしれないのだが「コンビニは若者の場所」という印象ではなくなってきたように感じる。 ある大手コンビニチェーンの調査で、来店客の年齢別構成比は20歳未満が2009年度は32%だったのに対し、10年間で24%に減ってしまったという。逆に50歳以上が28%から37%に増えているそうだ。もちろん、高齢者の気持ちが若返ったというわけではない。また、コンビニの値段設定は、便利な分、割高であることは否定できない。 現在の若者は、昔に比べれば随分と収入が少ない。所得から税金や社会保険料をどれだけ払っているかを示す「国民負担率」が5割近くになり、実質では6割であるとも言われている中、若者の生活は苦しくなる一方だ。しかし、食料を減らす