南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣した陸上自衛隊部隊の日報についての稲田朋美防衛相の一連の対応をめぐり、民進党の山井和則国会対策委員長は19日午前、朝日新聞の取材に「(稲田氏は国会で)虚偽答弁を繰り返した。悪質すぎる。隠蔽(いんぺい)であり、安倍晋三首相は稲田氏を即刻罷免(ひめん)すべきだ」と述べた。 稲田氏は3月の衆院安全保障委員会で、陸自内で電子データが見つかったという報告を受けていたかどうか質問され、「報告はされなかった」と答弁している。しかし、複数の政府関係者によると、電子データ発見後、2月中旬に省内で対応を協議した会議に出席していたことが明らかになっている。