安倍晋三首相は3月28日夜、首相官邸で記者会見を行い、新型コロナウイルスの感染拡大に対する現状認識や経済対策に対する考え方について語った。 経済対策の一環としては現金による給付を行う考えを示したが、その対象としては、「当面のキャッシュがない人」に限定する意向を示唆した。 また、感染の拡大状況については、「ギリギリ持ちこたえているが、瀬戸際の状況が続いている」と語り、現状は緊急事態宣言を発令すべき状況には至っていないとの認識を示した。 また会見の最後に、7年前の安倍政権発足以来、総理会見に通い続けながら一度も質問の機会を与えられてこなかったビデオニュース・ドットコムの神保哲生が、政権発足後初めて長谷川栄一内閣広報官から指名を受け質問の機会を得た。神保は他国で軒並み感染爆発が起きる中、検査件数が極端に少ないためデータの裏付けが必ずしも十分とは言えない日本が、「ギリギリ持ちこたえている」と首相が