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本と歴史に関するwhirlのブックマーク (2)

  • 芸人になったサムライたち - 死んだ目でダブルピース

    塩見鮮一郎の「乞胸 江戸の辻芸人」を読んだ。「乞胸(ごうむね)」という、特殊な身分の人々について記した好著。 江戸時代初期、幕府が多くの外様大名を廃絶に追いやったために、職を失ったサムライが大量発生した。 その中の一部は、由井正雪のように幕府転覆を企てて自滅してゆくわけだが、ごく少数、道ばたで物真似や大道芸などを通行人に見せることによって生活の手段とする者も出てきた。 その代表格が、長嶋礒右衛門(ながしま いそえもん)という人物である。生没年および出身地不詳。どんな芸をしていたのかも不明。 わかってるのは、もとはれっきとした武士だったということくらいである。 浪人だった彼は、生活のために街角で何か芸をしてみせ、通行人からいくばくかの銭を貰って暮らしていたらしい。 人望のある人物であったようで、彼を慕って芸人志望の浪人たちがたくさん集まってきた。 芝居をしたり、三味線を弾いたり、浄瑠璃を謡っ

    芸人になったサムライたち - 死んだ目でダブルピース
  • 『殴り合う貴族たち 平安朝裏源氏物語』 - ぼんやり上手

    『殴りあう貴族たち 平安朝裏源氏物語』を読みました。*1 雅やかなイメージの平安貴族。その実態がいかに暴力にまみれていたかを、賢人右府と呼ばれた藤原実資さんという人の日記に基づいて検証しています。 テーマがテーマだけに、目次には「従者を殴り殺す」「強姦に手を貸す」「天皇、宮中にて女房に殴られる」、「法皇の皇女、路上に死骸を晒す」等々、暴力的で陰惨すぎる見出しが…。 凶悪度で目立っているのが、権勢を誇った藤原道長の一門の人々。 気に入らない役人を拉致ってよってたかってボコボコにしたりとか、牛車に雨あられのように投石したりとか、そんなのばっかり。苦労知らずのおぼっちゃんの代になると、わがままが抑えられなくて子どもっぽいから凶悪度は二割増し! 宮中生まれ宮中育ち、悪そうなヤツはだいたい友達…(だから強姦にも手を貸す!)。 貴族だけでなくて、それに仕える従者の暴れん坊ぶりというのもひどくて、これを

    『殴り合う貴族たち 平安朝裏源氏物語』 - ぼんやり上手
    whirl
    whirl 2009/01/30
    オモシロそうすぐる
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