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ブックマーク / geopoli.exblog.jp (8)

  • 北朝鮮、崩壊したらどうしよう:再録 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜は朝から快晴でした。 さて、すでにご存知かもしれませんが、昼頃に東アジアの地政学を揺るがす大ニュースが入ってきました。金正日死去のニュースです。 少し昔の記事の要約ですが、今読んでも多くのヒントがあると思いますので、とりあえず再録しておきます。 ======== Get Ready for DPRK Collapse May 12, 2010 六カ国協議はどうやら望み薄であり、政策家たちは今から最悪の事態について準備するべきだ。 ●北朝鮮のリーダーである金正日は先週中国へ「非公式訪問」したが、その真意を探るのはそれほど難しいわけではない。 ●ほとんどの分析者たちは、彼が自分にとって最も重要なパトロンに会ってさらなる援助を求めたと考えており、そのパトロン側もすこし援助を与える代わりに(だんだんと無意味になりつつある)六カ国協議に復帰するよう求めたと見ている。 ●しかし東アジアの平和

    北朝鮮、崩壊したらどうしよう:再録 | 地政学を英国で学んだ
    zyugem
    zyugem 2011/12/20
  • 地政学を英国で学ぶ : なぜリーダーたちはウソをつくのか―国際政治における「ウソ」

    ↑新刊:胎動する地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。要約です。参考まで。 ========== ●まえがき 書を書くに至るまでの経緯の説明。著者は二〇〇二年の秋にニューヨークタイムズの記者から突然電話でインタビューを受けたが、その時の内容が週末版の「国際政治におけるウソ」についてだった。その後に自分でも思いついたことをメモにとっていたが、二〇〇三年あたりから講演会などでその話題を話すと聴衆の反応がよかったことから、このテーマについて論文を書き、その後も繰り返しこの内容で講演した。 このプロセスにおいて色々と調べていくうちにわかったのが、たしかに国家のリーダーたちは戦略的に(国の内外に対して)ウソをつくことはあるが、「実は国家のリーダー同士ではそれほどウソはつかない」ということだった。これはどこに行って発表しても議論を巻き起こすことになったが、たしかに一見するとこれは事実に

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    zyugem 2011/03/21
  • 中国海軍による侵略の歴史 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州はよく晴れましたが、気温はかなり低め。東京よりも数度低いと感じました。 さて、久々に話題の論文の要約シリーズを。ただし要約というよりも、ほぼ翻訳状態になってしまいました。 ネタは尖閣問題で注目されている中国海軍の「侵略の歴史」についてです。なかなか面白い。 ============= 中国海軍による侵略の歴史 by ラウル・ペドローソ ● 9月7日に日の海保が船を二回ぶつけてきた中国漁船の乗組員を拘束。その船長には最高三年の実刑の可能性のある罪の疑いがあった。 ● この事件は米中両政府の交流は遮断されて、中国側は閣僚級の交流や東シナ海のガス田についての協議の中止、それにレアメタルの輸出禁止をちらつかせ、しかも軍事施設をビデオ撮影していたという四人の日人を拘留。 ● 日側はこの圧力に負けて9月末に船長を解放した。 ● 批評家たちは、この事件が「中国が周辺国に対して侵略的になっ

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  • 中国の「国防動員法」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州は曇りがちの肌寒い一日でしたが、とりあえず連日の寒さのピークは越えたような気がします。夜にはけっこう暖かくなりました。 さて、日ではあまり分析されていない中国の「国家防衛動員法」のネタを。 アメリカにいる中国系の人の分析なんですが、官民一体となったその取り組みが与える影響、みたいなところを考察しております。 ============================== Is There Still a Need for War Time Mobilization? China Thinks So Published on March 29, 2010 by Dean Cheng ●中国共産党の全国人民代表大会(全人代)であまり注目されなかった事実としてあるのは、「国防動員法」の制定である。 ●通常型の紛争が数日から数週間で終結するように計画される現代において、中国がこのような長

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  • アバターの「政治」 | 地政学を英国で学んだ

    今日のイギリス南部はまたまた曇っておりますが、さすがに雪はそろそろ溶けてきました。あいかわらず寒さは続いておりますが。 日でも公開されている3D映画の「アバター」ですが、NYタイムズの保守派コラムニスト、デヴィッド・ブルックスが面白い指摘をしておりましたのでその紹介を。 これには「映画」と「人種問題」、それに「アメリカの帝国主義」という興味深いテーマが含まれております。 ================= The Messiah Complex By DAVID BROOKS これから映画アバター」を見ようとしている方々は、脚の中で起こる大きな流れは知っておくべきであろう。 どの時代にもある種の伝説がつくりだされるものだが、現代では「白人の救済者」という伝説がつくられているようだ。 これは、若い冒険家が未開の大自然の中にスリルと宝を求めて入って行くという、よくある話である。しかしこの

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    zyugem 2010/01/17
  • 駐英北朝鮮大使のお言葉 | 地政学を英国で学んだ

    今日のイギリス南部は快晴の一日でありまして、上空高く秋の雲が見えました。気温もけっこう上がり、昼間はまだまだ半袖の人ばかりです。 さて、昨日行って来た駐英北朝鮮大使の講演が日でも二ほど記事になっておりましたので、まずはこれをはりつけておきます。 ==== 駐英北朝鮮大使「原則が守られれば非核化積極努力」 2009年9月29日(火)13:40 【ロンドン28日聯合ニュース】北朝鮮の慈成男(チャ・ソンナム)駐英大使は28日、こう着状態にある北朝鮮核交渉に関連し「自主権が尊重され平等原則が守られるのであれば、朝鮮半島非核化に向け積極的に努力する」との立場を示した。英国王立統合防衛安全保障研究所(RUSI)主催の講演会で述べたもの。 慈大使は、北朝鮮核問題の解決には、まず米国が対北朝鮮敵対政策を撤回し、北朝鮮への核脅威が根から取り除かれなければならないと主張した。にらみ合いが続けば真の非核化

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  • 地政学を英国で学ぶ : 北朝鮮崩壊後の話のつづき

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部はいきなり快晴になったかと思えば大雨が降ったりと、めまぐるしい一日でした。それにしても寒くなりました。 まずは気になったニュースや記事を。 アフリカ沖でソマリアの海賊が武器・戦車を運んでいたウクライナの貨物船をハイジャックして、逆にビビってしまったというニュースがありましたが、これはけっこう笑えましたね(笑 ただしこれから海賊関係の話題はシーレーン問題も絡んでいるために戦略学でも論じられる重要なトピックになりそうで、すでに色々な論文が出てきております。ここでもチャンスがありましたら紹介してきたいです。 === 昨日のヘラルドに金融史の作家として有名なロン・チャーナウによる興味深い論説記事が出ておりました。 今回はJ.P. モルガンとアメリカの銀行の発展の歴史を簡単に述べているんですが、今回の金融バブルによって伝統的

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    zyugem 2008/10/02
  • 地政学を英国で学ぶ : 英海軍トップのスピーチ:その1

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部は昨日とはうってかわってすばらしい天気で、気温も午後からあがって半袖姿の人もちらほら。 そういえば最近エコノミストがオーディオ版というサービスをはじめまして、記事をわざわざ朗読したものをMP3ファイルにしてくれているんですね。おかげで学校に行くときに記事を聞きながら歩いていくことができるようになりました。 購読者は無料ということなので、さっそく使って重宝しております。これはありがたい。 さて、日のことですが、午後から英軍の大物が来ましてスピーチを行いました。イギリス海軍の制服組のトップで、肩書きはthe First Sea Lord というもの。 さすがに大物ですから、海軍だけでなくイギリス空軍のオフィサーも五人くらい聴衆の中におりましたし、コースメートの愛国共産党員、それにうちの学校の修士課程にいる人民解放軍の

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    zyugem 2008/06/05
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