タグ

関連タグで絞り込む (1)

タグの絞り込みを解除

増田文学に関するH58のブックマーク (5)

  • ビジネスクラス

    ニューヨーク行きの便の中でこれを書いている。往復たった9万円のエコノミークラスだ。席は狭い。日人標準体型の自分の足でも前との余裕は10cm程度。自分の背もたれを倒そうにも数センチしか動かない。事が配られる際には後ろの人に配慮して席を戻さねばならない。暗いキャビンの前方ではバシネットに入りたがらない赤ん坊が元気に泣いている。 なぜ自分はビジネスクラスに乗っていないのか、いつも飛行機に乗ると自問する。 ビジネスクラスは高いのだ。このニューヨークと東京の直行便往復だったら約50万円から70万円かかる。このエコノミークラスの5倍以上。もし4人家族なら200万円以上の出費だ。移動のためだけなのに法外な値段に思える。 旅客機のビジネスクラスは経済格差を目にする数少ない機会だ。普段は金持ちも普通の人も同じようなレストランで事をし、同じ道路を歩き、同じ電車で移動する。たまに運転手付きリムジンや特別な

    ビジネスクラス
  • 彼氏をメンヘラ女に取られた

    1年半も付き合ったのにあっさり取られた。行き場がないのでここに書き殴る。 今日デートの帰りに僕と別れてくださいって言われた。何となくマンネリしていて向こうの熱量が冷めていたのは感じていた。実際2ヶ月ぶりに今日会った。まじか〜ってなったけど、でももう大人だし、前付き合ってた元彼と別れ話する時最後ぐちゃぐちゃに言いたいこと言ったら大喧嘩になったので今回は辞めた。大人な対応、気づいてたよ、分かったって言った。 向こうが私が悪いわけじゃないって言ってくるから、一応理由聞かせてって言ったら他に好きな人ができたって言われた。あ〜まあそんなもんかって思いながらいいな〜!なんて笑いながら言ってあげた。まじ大人。くっそキツイ。5月からその女が好きだったと。へ〜。次の女がどんな女か気になって興味位で聞いてしまった。下北のバーで知り合った女で、1個下の子だと。へ〜。そこまでは良かった。美大卒でアーティストをや

    彼氏をメンヘラ女に取られた
  • 家電の機嫌を取るのは難しい

    今日は日曜なので10時半に起きた。遅い朝を取ろうと炊飯器を開けようとすると、スイッチが開かない。 私が「おーい、」と言いながら蓋のところを叩くと、炊飯器は伸びをしたように一度体を震わせて、ボコりと蓋を開けた。 「もう昼前なのに寝ぼけてんのかね」 私がそう言いながらしゃもじでご飯をよそっていると、炊飯器は寝起きのだるそうな声をしながら、 「買い主がものぐさだと家電もそうなるんですよ、私はあなたに似たんです。」 と言ったので、少し強めに蓋を閉めた。 「昼にもごはんべるから、ちゃんと保温しといてよ。昼寝しないでよ。」 そう言い返したが、返事はなかった。 居間で朝べながら、家電について考えた。 最近、うちの家電たちが私に冷たいのはおそらく気のせいではない。 原因は分かっている。 この前、酔って帰ってきたときに、うっかり一晩じゅう冷蔵庫の扉を半開きにしていたことがあり、中のべ物を半分駄目

    家電の機嫌を取るのは難しい
    H58
    H58 2018/11/05
    『掃除機を雑巾で丁寧に拭く、冷蔵庫の霜取りをする、炊飯器の内蓋を外して綺麗に洗う。これらを行うだけでだいぶ違うはずなのだ』ライフハック
  • あと数回の合鍵

    朝、早く目が覚めたので、 娘や嫁が起きないうちに朝を作る。 卵白をメレンゲにし、黄身を軽く混ぜてスフレ風オムレツに。 カリカリのベーコン、レタス、トマト。 パンをトーストしながらコーヒーを淹れているうちに 娘が下りてきた。いいタイミング。 「お母さんを呼んでおいで」 友だちと買い物だという娘と、 ジムへ行く嫁を見送り、 シャワーを浴びて、彼女の家に行く。 昨日は結婚式の打ち合わせの後、 お酒を飲んでそのまま帰ったと聞いている。 まだ寝ているかな、と チャイムを鳴らさず合鍵で家に入ると、 彼女はもう起きていた。 片手で鍵を閉めながら、 空いた片手で彼女の腰を抱き寄せる。 彼女は10月に挙式する。 9月にはこの部屋を引き払って、 一緒の生活を始めるというから、 鍵穴に差し込む、この合鍵の役割も あと数回で終わるのかな。 「もうすぐ結婚なのに、いいの?」 そう尋ねると、彼女は「いいの」と 甘え

    あと数回の合鍵
  • 家族の思い出

    風呂掃除をしていてうっかりゾーンに入った。 タイルの目地を狂ったようにタワシで磨く行為を1時間程続けていたのだ。汗が眼に入った。脇から流れた汗がTシャツを通って腰に伝った。今日はよく晴れていて、風呂の窓からは蝉の声がシャーシャー聴こえてきた。頭の位置を変えたら酷い立ちくらみがして、大きく長い息を吐いた。 普段まったく家事をしない。必要に迫られないとしない。そして「必要に迫られている」と感じるのが人よりだいぶ遅いようで、自分でも呆れる位、家事をしない。 今日、年に何度か訪れるこのうっかりゾーンの最中、あることを思い出した。 以前、同居人がいた。2年と少しくらい一緒に暮らしていた。 同居人は家事全般、とりわけ料理が得意だった。事情があって一緒に暮らしはじめ、事情があって家事はあまり分担せず同居人が一手に引き受けていた。家事が好きだから、好きな方がやればいいじゃない、と同居人はよく言った。色んな

    家族の思い出
    H58
    H58 2017/07/31
    誰も、そこまで深く考えて家族にならないし、結婚とかする人が世の中の大半。(でないと、人類は滅亡していたんだろうな。)/増田さんは、自分の心と身体を大切に。熱中症には気をつけましょ
  • 1