昨日、「笑っていいとも!増刊号」を見ていましたら、幕末の傑物、大村益次郎の子孫の方が出演されて、 「この人が誰の子孫か?」 を、当てるというクイズをやっていました。 子供の頃に見た、大河ドラマ「花神」の影響や、理系人間であることもあり、幕末の人物の中では、大村益次郎が一番好きなので、すぐに答えがわかりましたが、龍馬や、桂にくらべて知名度が低いことは私にもわかりましたので 「たぶん当たらないだろうナ!」 と思っておりましたが、やはり正答は少ないものでした。 しかし、「大村益次郎の子孫を出して、面白味がある」と、民放バラエティ番組の人間が判断したところを見ると、それほど知名度が低いわけではないのかもしれない?・・・という疑問がわきました。 で、ご質問は以下の2つです。 1)大村益次郎の知名度は、世代別、戦前・戦後、理系・文系?等、各階層でどのような傾向があると想像されますか? 2)番組中、プロ
戦略と戦術に優れていたからです。ついでに、兵制といった軍政面でも優れていました。 大村は、戦いのプロである武士出身ではなく百姓医出身ですので、幼少から軍事の教育を受けることなどありませんでした。 彼の軍事知識は、蘭書の翻訳作業によっています。 当時の外国本の翻訳というのは今とは違いとても大変な作業で、造語を作るだけでなく想像力も要求されるものでした。 大村が天才であったのは、翻訳の知識をもって実戦でも十分に通用する軍事能力を持ったことです。例えば、野球の解説書を読んだところで名監督やコーチにはなれないように、本で得た知識だけで実際の戦いを構想できるというのは特殊な能力なようです。 いや、正確には、大村にはもともと軍事の才能があった上で西洋の軍事知識を得たことで、それを実際に発揮できるだけの素養を手に入れたというべきでしょう。 「花神」で司馬遼太郎も書いていますが、軍事的天才というのは誰に宿
「大村益次郎」が、人気が無いのはなぜですか?幕末、戊辰戦争当時の人物ですが、知名度という点でかなり低い方だと思います。今年の大河、「八重の桜」でも名前すら出てきませんでした。 「大村益次郎」が、人気が無いのはなぜですか?幕末、戊辰戦争当時の人物ですが、知名度という点でかなり低い方だと思います。今年の大河、「八重の桜」でも名前すら出てきませんでした。 今年の大河ドラマ「八重の桜」・・・もう明治の時代に入って最終回も近いのですが・・・この作品は、幕末の錚々たる人物が実名で描かれてきました。 ただ、過去に大河の主人公として描かれ、さらに都内の有名な某所に立派な銅像まで建っている大村益次郎が出てきませんでした・・・名前すら・・・。 もちろんドラマですので、特に関係性が無い、描かれるべき人物として相応しくない、等の理由はあろうかと思います。坂本龍馬なども特に出演させるべきでなかったのは正解だと思いま
私はこのブログで普天間移設問題について語ることを避けてきました。なぜならこの問題は大きすぎて、私の手には負えないからです。といっても「普天間基地を移設しよう、移設先はどこが便利か」それだけで済めば、話はとても簡単なのです。しかし、それは軍事の論理です。 普天間は軍事だけの問題ではない なぜ普天間基地を移設するのか? 引越し先の選びかた 普天間基地の機能 じゃあ台湾に移設するのはどうなの? もしも沖縄以外に移動したら? 軍事の論理と、政治の仕事 軍事問題を政治的に論じるときの3つの誤り 追記 関連 参考 お勧め文献 普天間は軍事だけの問題ではない 沖縄県内移設、まして本島以外への移設となれば、この問題は軍事の論理だけで語れる範囲をはるか飛び越えてしまいます。普天間は普天間だけの問題ではないのです。これについては以下の記事が参考になります。 http://d.hatena.ne.jp/sion
田母神(たもがみ)俊雄・前空幕長が民間企業主催の論文募集に応じ、これが最優秀賞となったことから、一大政治問題に発展した。筆者はこの選考過程に加わった当事者の1人でもあり、あちこちでこの件を書いたり、取材するはずの側が取材される立場になったりと、なんともあわただしい。 重複を承知で、やはりこの「田母神論文」騒ぎに触れておかなくてはなるまい。田母神氏の論文は「日本は侵略国家であったのか」というものであった。このコラムのタイトル「我々の国家はどこに向かっているのか」を考えるためにも、今回の騒動は格好の示唆を与えてくれるように思われる。 そこで、まだこの論文をお読みでない方はぜひ一読されることをお勧めしたい。ここからPDFファイルで見ることができる(アパグループ第一回「真の近現代史観」懸賞論文募集) これによって、田母神氏は空幕長を更迭され、空将の定年退職年齢に達していたため、これが適用され
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