タグ

関連タグで絞り込む (0)

  • 関連タグはありません

タグの絞り込みを解除

増田と増田文学に関するH58のブックマーク (2)

  • あと数回の合鍵

    朝、早く目が覚めたので、 娘や嫁が起きないうちに朝を作る。 卵白をメレンゲにし、黄身を軽く混ぜてスフレ風オムレツに。 カリカリのベーコン、レタス、トマト。 パンをトーストしながらコーヒーを淹れているうちに 娘が下りてきた。いいタイミング。 「お母さんを呼んでおいで」 友だちと買い物だという娘と、 ジムへ行く嫁を見送り、 シャワーを浴びて、彼女の家に行く。 昨日は結婚式の打ち合わせの後、 お酒を飲んでそのまま帰ったと聞いている。 まだ寝ているかな、と チャイムを鳴らさず合鍵で家に入ると、 彼女はもう起きていた。 片手で鍵を閉めながら、 空いた片手で彼女の腰を抱き寄せる。 彼女は10月に挙式する。 9月にはこの部屋を引き払って、 一緒の生活を始めるというから、 鍵穴に差し込む、この合鍵の役割も あと数回で終わるのかな。 「もうすぐ結婚なのに、いいの?」 そう尋ねると、彼女は「いいの」と 甘え

    あと数回の合鍵
  • 家族の思い出

    風呂掃除をしていてうっかりゾーンに入った。 タイルの目地を狂ったようにタワシで磨く行為を1時間程続けていたのだ。汗が眼に入った。脇から流れた汗がTシャツを通って腰に伝った。今日はよく晴れていて、風呂の窓からは蝉の声がシャーシャー聴こえてきた。頭の位置を変えたら酷い立ちくらみがして、大きく長い息を吐いた。 普段まったく家事をしない。必要に迫られないとしない。そして「必要に迫られている」と感じるのが人よりだいぶ遅いようで、自分でも呆れる位、家事をしない。 今日、年に何度か訪れるこのうっかりゾーンの最中、あることを思い出した。 以前、同居人がいた。2年と少しくらい一緒に暮らしていた。 同居人は家事全般、とりわけ料理が得意だった。事情があって一緒に暮らしはじめ、事情があって家事はあまり分担せず同居人が一手に引き受けていた。家事が好きだから、好きな方がやればいいじゃない、と同居人はよく言った。色んな

    家族の思い出
    H58
    H58 2017/07/31
    誰も、そこまで深く考えて家族にならないし、結婚とかする人が世の中の大半。(でないと、人類は滅亡していたんだろうな。)/増田さんは、自分の心と身体を大切に。熱中症には気をつけましょ
  • 1