バーナーディネリ・バーンスタイン彗星の想像図。この彗星は、一般的な彗星の約1000倍の質量をもつと推定されている。(ILLUSTRATION BY NOIRLAB, NSF, AURA, J. DA SILVA (SPACEENGINE)) 太陽から43億km以上、太陽から地球までの距離の約29倍も離れた宇宙空間で、1つの物体が太陽に向かって猛スピードで突進しながら、わずかに届く太陽光をきらりと反射した。その物体は氷に似ていて、想像を絶するほど古く、巨大だった。 約4時間後の2014年10月20日未明、チリのアタカマ砂漠の望遠鏡が夜空に目を向け、南天の広い範囲の写真を撮影し、このかすかな反射光をとらえた。 奇妙な光の点が、太陽系の歴史を残す「始原的な」巨大彗星であること、そしておそらく現代の望遠鏡で観察できたものとしては最も大きい彗星であることに科学者が気づくまでには、それから7年近い年月
by Hubble ESA ペイロード・コンピューターの不具合により1カ月以上にわたって全観測作業を停止していたNASAのハッブル宇宙望遠鏡が現地時間2021年7月16日に復活しました。 NASA Returns Hubble Space Telescope to Science Operations | NASA https://www.nasa.gov/feature/goddard/2021/operations-underway-to-restore-payload-computer-on-nasas-hubble-space-telescope ‘Hubble is back!’ Famed space telescope has new lease on life after computer swap appears to fix glitch | Science | AAA
ケンタウルス座A銀河の中心部に位置するブラックホール(白い円付近)から噴き出す「ジェット」(EHT/M.Janssen氏提供) 国立天文台などが参加する国際研究チームが、地球から約1200万光年離れた銀河の中心に位置する超巨大ブラックホール周辺を詳細に観測し、猛スピードでガスが噴き出す「ジェット」を捉えたと発表した。成果は19日付の英科学誌電子版に掲載された。 ブラックホールは周囲の物質をのみ込む一方、中心付近からは重力を逃れた物質がジェットとして噴出している。その詳しい仕組みは分かっていない。チームの田崎文得・国立天文台特別客員研究員は「超巨大ブラックホールの付近で起こる現象を突き止める手掛かりになる」と話した。
1997年のヘール・ボップ彗星を上回る、観測史上最大の彗星核を持つ「メガコメット」になるかもしれない太陽系外縁天体(TNO)発見の報告が天文学者の注目を集めている。太陽系の広大な外縁部で、“彗星の巣”と呼ばれる「オールトの雲」から来たと見られる小天体「2014 UN271」は、60万4000年もの周期で太陽系の内側に接近し、2031年1月に土星の軌道のすぐ外側までやってくる。 2021年6月19日、国際天文学連合(IAU)の小惑星センターに新たな天体の報告が掲載された。全天の14%を観測する米フェルミ国立加速器研究所の「ダークエネルギー・サーベイ(DES)」で発見された天体群のひとつで、チリのセロ・トロロ汎米天文台のビクター M. ブランコ4m 望遠鏡の観測データから見つかった。 2021年6月23日の「2014 UN271」の軌道。出典:JPL Small-Body Database B
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480) 5月26日の満月は、2021年で地球に最も近い満月でもあります。月は5月26日10時50分に近地点(注2)を通過し、皆既中の20時14分に満月の瞬間(望)となります。このときの地心距離(注3)は約35万7000キロメートル、月の視直径(注4)は33分25秒角です。 画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480) 月は、地球の周りを公転しています。月の軌道は円形ではなく楕円形をしているため、地球と月との距離は一定ではありません。また、月の軌道は太陽や地球などの重力を受けて変化するため、満月や新月のときの距離は、上の図のように毎回異なります。地球に最も近い位置で起こる満月は、最も遠くで起こる満月に比べて、視直径が約14パーセント大きく、約30パーセント明るく見えます。2021
欧州南天天文台(ESO)の超大型望遠鏡が2019年に捉えた太陽付近を通過するボリソフ彗星の画像。ESO提供(2021年3月30日提供)。(c)AFP PHOTO EUROPEAN SOUTHERN OBSERVATORY / O.HAINAUT 【4月14日 AFP】新たに観測された恒星間天体は、観測史上最も「原始の姿をとどめた」太陽系外からの訪問者だとする2件の研究論文が先ごろ、発表された。論文では、この恒星間彗星(すいせい)の他に類を見ない特徴を詳しく説明している。 天文学用語で「原始の状態のまま」とは、彗星が恒星からの熱で変質するほど恒星に接近した経験が一度もないことを指している。 このボリソフ彗星(2I/Borisov)は2019年、ウクライナの天体物理学者ゲナディ・ボリソフ(Gennady Borisov)氏がクリミア(Crimea)半島にある観測施設MARGOで発見した。太陽系
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