Mercari Advent Calendar 2018の24日目はメルカリBackendエンジニアの@sota1235がお届けします。 現在、私はWebのシステムをリプレースしMicroservicesアーキテクチャに移行するチームで働いています。 メルカリのMicroservicesアーキテクチャでは各Microserviceチームが責任を持ってSLI/SLOを定め、運用する必要があります。 このSLI/SLOを決める過程でいくつかの学びや難しさがあったのでそれをお話しようと思います。 SLI/SLOとは SLI(Service Level Indicator)とはサービスの品質を測るための指標です。 そしてSLO(Service Level Objective)とは各SLIに対しての目標数値です。 例えばSLIを全リクエストの50xエラー以外の割合として、SLOは99.99%とする、
この記事は、 Mercari Bold Challenge Month の18日目の記事です。 こんにちは。メルカリで Product Manager として働いている津田と申します。私は社内で「会計システム」と呼ばれる、会社が運営するサービスに付随して発生した債権債務の増減を記録・集計するシステムを開発するチームで働いています。 はじめに メルカリでは、お客さまの行動に応じて日々さまざまなお金の流れが発生しています。たとえばメルカリで商品が出品され購入された(取引が行われた)場合を考えてみます。 この取引は、会社から見るとそれぞれの相手先に対する債権債務関係の変化と捉えることができます。メルカリにとっては、購入したお客さまに対する債権(= 商品代金)と出品したお客さまに対する債務(= 売上金)が発生します。このとき、商品代金の一定割合(通常は 10%)が販売手数料としてメルカリの売上とな
この記事はMERPAY TECH OPENNESS MONTHの15日目の記事です。 こんにちは。メルペイのPayment PlatformチームでPaymentServiceの開発を担当するエンジニアの @foghost です。 メルペイではマイクロサービスのアーキテクチャで決済システムを開発しています。その中でPaymentServiceは決済トランザクション管理の基盤サービスとして、下位層のサービス(外部サービスも含め)が提供する各種決済手段を利用して、上位層のサービス(メルカリ、NFC,コード払いなど)に必要な決済フローを共通APIとして提供しています。PaymentServiceが提供する決済処理に複数のサービスを跨いでお金の動きを正確に管理する必要があるので、作り始めた頃から決済トランザクション管理を最も重要な課題として、サービスを跨いでもデータの整合性が取れる仕組みを作ってき
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