人格障害と診断されたら② -- 徹底的に本当のことを言い続ける。 本人が人格障害と診断されて自分で回復しようとしていないときの家族の接し方のポイントの第2は「本当のことを言い続ける」ことだ。 人格障害の人は、誤魔化したり気を使ったりするあいまいさの中に付け入ることに長けている。相手が不利になるような言い方をして、反論できないようにして自分の要求を通す。そういうスタイルの一番成り立ちにくい対応が、「本当のことをあっさり言う」ことだ。 例えば私は「リストカットは18歳まで」と言ったりする。大人になってそんな真似をして恥ずかしくないか!とあっさり言ってしまえば、実はダメージも少ない。親ならばひっぱたくと言う方法もある。「子供が自分を傷つけて親がどれだけ苦しいか分かるか!」くらい言ってひっぱたかれればかえってすっきりすると私は考える。 逆に、最悪の対応は、「腫れ物にさわる」ような対応だ。「本人の顔