東京メトロ半蔵門線は永田町~大手町間で「Ω」のようなルートを取り、あたかも皇居を避けるかのような線形です。直線で、つまり最短ルートで両駅を結べばよさそうですが、そうならなかった理由は何でしょうか。 建設の順序では後発の半蔵門線 永田町駅を発車後、半蔵門駅に向けて左にカーブしていく東京メトロ半蔵門線。このまままっすぐ大手町駅に行ってくれればいいのに――と思った人は多いのではないでしょうか。 別駅ながら乗換駅に指定されている赤坂見附駅を含めれば5路線が乗り入れる永田町駅で、半蔵門線ホームはとりわけ深い地下36mに位置していることもあって、半蔵門線には様々な都市伝説があるそうです。 拡大画像 東京メトロ半蔵門線の電車(伊藤真悟撮影)。 曰く「半蔵門線は皇居の下を通過するために永田町駅を地下深くにつくったが、認められずに急カーブで迂回した」とか、「永田町駅の半蔵門線ホームと南北線ホームの空間には有