「軽自動車ならば軽油」と思って誤給油し、クルマが故障した事例はよく聞かれます。では、「レギュラーガソリン車にハイオク」ならどうでしょうか。 同じガソリンなので一応は大丈夫? 「軽自動車に軽油は入れてはいけない」これは日本自動車連盟(JAF)だけではなく、SNSなどで一般の人もよく注意喚起している話題です。 拡大画像 セルフのガソリンスタンドでは一般的に赤「レギュラー(ガソリン)」黄「ハイオク」緑「軽油(ディーゼル)」になっている(画像:写真AC)。 軽油を使うディーゼルエンジンは、軽油と空気の混合気を圧縮時の加熱だけで「自然発火」させて燃焼させます。他方、レギュラーガソリンで動かすガソリンエンジンは燃焼の際に「スパークプラグ」から火種を出して発火させます。軽自動車はこの仕組みなので、軽油を入れるとスパークプラグが軽油にまみれていき、もう点火すらまともにできなくなって故障してしまうからです。