自己コーチングガイド各論② ASの自己理解そのC (言葉の表現の特徴を理解する) C.AS特有の言語表現の特徴を理解する。 多数派はコミュニケーションの場において、他者の表情や口ぶりなどの非言語的情報から「状況」を多数派流に直感的に察知し、言語的情報はむしろ表面的で、しばしば本心と異なる「建て前」という形で現れる。 これに対しASは、非言語的な直感的な状況察知は(時には鋭敏すぎるほどに)出来、逆に非言語的な表現も出来る。ただそれが「AS独自の理解とAS独自の反応」であるところが異なる。 また、もともとのASの認知の特徴である「細部に細かくこだわる」、「記憶力が非常に良い」、「ゼロか百かの極端な思考」等も理解されにくい理由のひとつだ。 ASからの表現はまた、「独特の詩的、象徴的」な表現が多く、多数派とは別の意味で「全てを言わない」ところがある。 このために多数派から見ると奇異と映るいくつかの