受動型ASの人は現実的な想像力が苦手である。自分の「夢」はあっても、それを実現する具体的現実的な道筋をイメージすることが非常に困難なようだ。 その結果(か原因かはまだ私は考察中であるが)、「実際どう行動するか」については受身となり、周囲からのアクションに応じてリアクションとして行動するパターンとなる。 そこで私は受動型ASのケアとして、「パッケージ方式」を考案した。 すなわち「目標とそこに至る具体的な道筋を含んだパッケージをワンセットにして選んでもらう」という方法である。 実際に本人といくつか検討してみた。意外に使えそうで、イメージをここに書いてみよう。 パッケージA 「多数派と同じ普通」。 普通に登校し普通に高校や大学に行き普通に仕事をする。 パッケージB 「友達と同じ」。 友達の多くが選ぶ進路と同じ方向に行く。 パッケージZ 「引きこもり」。 ダラダラと登校も勉強もせず昼夜逆転生活でゲ