ジャイアンACは非常に多彩な病形を取りうる。状況察知能力と幼少期の環境により、ボーダー様から摂食障害、解離を伴うこともある。 私の治療方針は単純で、「ACの部分をまず治す」という方法で進めている。特に自己免疫疾患や難治性のうつ状態が悪化しているようなケースは、とにかくACの部分を治して二次的な病気を治してしまうことが優先となる。 ただ実際の治療の過程では、ADHDの診断を納得するところまでは何とか進むが、そこから治療がパタリと止まってしまうことが多い。 よくよく話を聞いてみると、「ジャイアンに戻る」ことが実感として理解出来たからだったようだ。 私もそうだが、ACの前に中心志向が強かった人などは、他者がほめられることへの強烈な妬みやひがみの感情、抑えがたい攻撃性などが徐々に表面化する。それだけの理由で「ACのときのほうが良かった」という人も居るほどだ。 私は実際に酒を飲めないのだが、実は飲む
依存型ジャイアンの一大特徴は、「(自覚される)攻撃性が非常に乏しい」ということだ。「私は一度も腹を立てたことがありません」という人もいる。聞いてみると、突然切れたように大暴れすることはよく聞いてみるとまれにあることはあるようだが、その最中でも「怒り」という自覚にはならないようだ。 別の言い方をすると依存型ジャイアンには喜怒哀楽などの情緒的な反応自体が(実際はあっても少なくとも自覚的には)全般的に乏しく、感情的な「修羅場」になると、頭を抱えて「フリーズする」という依存型ジャイアン特有の反応の他に、アルコールや薬物、ギャンブル、過食や食べ吐きなどの摂食障害、対人関係、買い物への依存などのAddictionや、ふらつきや耳鳴り、動悸、過呼吸、慢性疼痛などの身体症状、抑うつ状態などの形で現れる。 もともと一瞬の場当たり的な状況適応だけで生きていて、過去と照合しないで何でも「受け入れる」ので、余程露
実は先週来私はm2氏のコメントの問題に関して、一種の「過集中」の状態にあり、合理的な思考が一部働きにくくなっていることに数日してから気付いた。 本来どのような主張も、「絶対に正しい」ことはありえない。だから合理的には、「何でそこまで言えるのか」という自己突っ込みが当然生じるべきなのが、自己突っ込みが無くなっている自分に気付いて愕然とした。 ジャイアンの「攻撃モード」は、積極奇異型ASのそれも「井戸の中」の状態に非常に似ている。 類似点①視野が狭くなる。②妄信する状態となる。③関連付け思考が出てくる。④分析が厳密になり、細かく想像できるようになる。 攻撃を仕掛ける「敵」に対し、理論的に(かなり強引に)相手の非を証明することに異常な集中(過集中)の状態となる。頭が実に良く回転し、論理的な矛盾を突き、板ばさみにして問い詰めたり、相手が非を認めるまで、徹底的にプレッシャーをかける。 自分の考えに対
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