ここのところ、私が自身のジャイアン的攻撃性をこの場で隠さないで曝していることに反応するジャイアン諸氏が多いのに驚いた。 私のジャイアン母は、屁理屈を言いまくり、弟を残忍にいじめるかつてのジャイアン子の私に対して、「無視する」という方法を取った。弟だけと話し、私が何を訴えようが全く無視し続け、小学校に入る前に私は情緒障害(離人症)となった。 母親も自分もジャイアンであることが分かった今、私は母を咎めようとは思わない。なぜならジャイアン親の取るべき(取りうる)方法は、「子供を突き落とす」か「共依存に持ち込む」の二つしか無いだろうことが分かってきたからだ。 突き落として子ジャイアンの自己評価を地に落とし、ACにして親ジャイアンの優位を確立する。子ジャイアンのACは(普通のACとはかなり違うものではあるが)実に3、4歳でも形成される。 私の母は突き落とす方法を(屁理屈で反論出来ないように)非常に巧
「毒母」と聞くと攻撃的で我が強い人物をイメージしがちですが、一見優しそうで穏やかな母親のなかにも毒母はいるのだとか。カウンセラーの高橋リエさんに、隠れ毒母の見分け方や6つのタイプ、そして毒母とのベストな接し方について聞きました。 毒母には6つのタイプがある! 義母とはうまくやっているのに、実の母親に会うといつもケンカになる、一緒にいると愚痴ばかり聞かされて気分が落ち込む…そんな悩みを持つ女性は少なくありません。 最近はメディアで、子どもの人生に悪影響を及ぼす親を指す「毒親」、「毒母」という言葉をよく聞くようになりました。 そんな親のもとで育った人は、自己肯定感が低く自分に自信が持てない、人間関係がうまく築けないなどの悩みを抱えることが多いともいわれています。 毒母という言葉からは、ひどい暴言を吐く、あるいは暴力をふるうような極端な人物像をイメージしがちですが、そうとは限らないようです。 母
ジャイアンの子供を普通に育てる方法は無い。これは非常に重要な事実で、2歳頃には出来れば診断をつけて(極端なケースはこの時点ではっきり鑑別できる。親がジャイアンであることも参考になる)親にケア上の助言が必要になる。 何故ならジャイアンの子供は3歳でも親よりも優位に立とうとする場合があり、それをつぶすために親が威圧して養育すると非常にケアの難しい超場当たり的な「依存型ジャイアン」に育ってしまうからだ。 このプロセスについては昨年2月から何度か触れてきたが、言語的、非言語的にジャイアンの子供は「泣き続ける等の異常なゴリ押し」や「感心するような屁理屈」の方法で自分の思い通りにしおうとする。 多数派の子供と違い、「空気」から「この辺で引っ込めよう」と引き下がることも出来ず、また叱られた後に「よしよし」と非言語的にフォローでもしようものなら、ジャイアンの子供本人からすると「叱られた不利な事実は消失した
非常に悲しいパターンを実はよく見かける。 鬼母は正しかったのだが、その娘は「鬼母の裏を行こうとして、依存型ジャイアンや受動型ASに引っかかる」という図式だ。 「自分は鬼母ほど子供を突き放して育てたくない」「家庭的な温かい家庭を持ちたい」という一見当然の希望が、その子供を育てる際に「この娘自身が鬼母になれない」という大問題を引き起こす。孫のジャイアンはフォローされたり管理されすぎたり甘やかされすぎて、いずれも依存型ジャイアンへの道をたどる。 実はその前に依存型ジャイアンの男性の、「一見表面上優しい」ことにまんまと引っかかってしまう。鬼母の娘は現実的には非常に実力を持つので、夫に少々経済力が無くても持ち前の根性と強迫的な努力でカバーしてしまうことは可能なのだが、結局子供が出来てみると依存型の夫は「子供と依存を争う」という非常にみっともない図になり真相がはじめて分かる。 大事なことは鬼母が正解で
明らかにADHDの仲間であるのだが、過集中エピソードが目立たない一群が居る。 過集中で突っ走っているADHDから見ると、「好きなことに集中することを忘れた」という風に見える。 周囲に合わせるしかないと思い込んだADHDのACかと思うと、それほど自己評価は下がっていない。 場当たり的になった依存型ジャイアンかと思うと、合理的思考は保たれている。 世間的には「頑固者」という見掛けになる。 おそらくもともとある程度KYである(非言語的状況察知能力があまり無い)ので、場に合わせ続ける依存型にもなりきれず、「自分を飼いならすような合理的な理由を見出して無理矢理納得することを習慣としてしまった」と私は想像している。 このタイプの親は管理型の強迫的ジャイアンが多く、幼少期からかなり強制的に親の価値観を押し付ける。 不思議なのは正面切ってこの親に反抗しないことだ。普通のジャイアン、ADHDであれば、不合理
ジャイアン型ADHDは衝動統制の障害である。「2歳レベルの衝動を我慢できない」という状態がジャイアンの「自然状態」であり、環境により二次的に別の障害に移行する。 以前にも書いたが、「ゴリ押ししたら全部通してもらえた」という環境では「衝動を我慢しない」という障害に成長する。人を困らせてコントロールしたり、強引にゴリ押しを続けて自分の衝動を通そうとする。通る限りこれを続ける。通す限りエスカレートする。大人になってDVの加害者になったりする。 「例外を一切許さない冷徹な合理的基準で律する」(鬼母)という環境では、「理由があるから我慢する」という超合理的なスタイルとなり、その結果は他人にも厳しく、自らをも一生涯責め続ける超合理的強迫的ジャイアンへと成長する。 「非言語的な威圧で押さえつけられて従わされた」環境では、「押さえつける主の顔色を徹底的に伺う」というプロセスの中で、「衝動は強い人が禁止する
支配的な親からの理不尽な愚痴をずっと聞かされ続けている依存型ジャイアンのケースの言葉。 「親も精神的に持たないから」「死ぬといっているから」。 こう考えて本人は理不尽と感じつつも親の現実的、心理的なフォロー、尻拭いをずっと続けてきた。 私は本人に聞いた。「何故子供であるあなたがフォローする必要がある?」「親本人はその 問題から逃げていいのだろうか?」 本人は再度「でも親は本当に責任を突き付ければ死ぬかもしれない」と言いつつも、 自分の発想の問題点に気付いた。 私はその本人を見て、依存型ジャイアンの発想のひとつの特徴に気付いた。 「逃げて良い」のだ。依存型ジャイアンの世界では辛ければ、死ぬといえば、どんな責任からも逃げて良いのだ。いつもながら依存型ジャイアンの世界には驚かされる。 その理由は、結局「その場だけ」という一瞬に生きる依存型ジャイアンの認知と行動を考えれば容易に推察できる。「自分が
最近よく考えるのだが、ジャイアン型ADHDにはよく言えば「生き抜く力」「たくましさ」がある。悪く言えばエゴであり、自己中であるのだが。 家族歴を聞く際に、例えば相談者の親族の生活歴を詳しく聞くと、異常な虐待の環境やいわゆる逆境、例えば「略奪婚」のように親族全部を敵に回すような状況とか、経済的な窮状、継母からの虐待などの環境で、実にたくましい生命力を発揮して、その人自身の人生は非常に立派であるケースをよく目にする。 実はそういう逆境で立派な人生を歩んだ人の子供に相談者が多いということが問題であるのだが。 「親で大変」、「子供で大変」、「経済的に大変」なジャイアンは実は非常に生き生きとしている。逆境であればあるほど力が湧いてくるかのようだ。 逆に、恵まれすぎている環境ではジャイアンは「丸投げてきな依存性」のためにどんどん何も出来なくなってしまう。 代わりにやってくれて自分が責任を負わなくて良い
思春期以降で「理解困難」となっていたいくつかのケースが、「依存型ジャイアン」を想定すると見事に説明がついた。 ざっと例示してみる。 ①「言語的に自己主張を全然しないが、逆に行動としては嫌なことを一切しない」というスタイル。必要でも嫌な努力はしない。たとえば発表する課題の準備を一切しなくても平然としている。 ②受動的で「強く言われたらやる」と言い、自己主張は「やりたくない」と言うマイナスの主張以外には一切しない。明らかな物的な褒美が約束されれば動くが、それ以外には前向きには動かない。 いずれも依存型ジャイアンの「その瞬間のことしか考えない」という説明で理解できる。課題の準備をしていなくても平然としているのは、本人の説明では「どうせその時間が終われば終わり」だということだ。 養育環境は、「本人の言語的な理屈を無視して、非言語的な圧力で無理やり従わされてきた」ということが多い。または、軽い学習障
共依存は当たり前だが依存させているほうにも責任がある。だから受動型ASや甘やかされた依存型ジャイアンが働きもせず、引きこもったりして、親に金を出させている場合、責任の半分は親にある。 一番悲惨な図は大人になっても依存が成り立たなくなると暴力を振るったり、自傷や自殺企図をしたりするパターンだ。 こういうケースの多くは親の側にも「責任を取りきれない」事情があることが多い。 例えば親が受動型ASの場合には、もろに文字通り「振り回され」て極端に行動する羽目になる。また親が依存型ジャイアンやジャイアンACの場合にも、「パートナーに任せてあったのに」と逃げ口上を言ったり、要求されるままに金を渡すだけになることが多い。「自傷などが心配だから」と言い訳をして、結局は自分自身の親としての責任をあいまいにして、正対してきちんと子供と関わることから逃げているのだ。 もちろん本気の自殺企図かどうかについては専門家
AC、人格障害関連 ジャイアンの本質(中間総括)その3 2010/6/16 AC、人格障害関連, ADHD関連, その他(医療関連), 研究, 診療 コメント: 5 各論1. 依存型ジャイアン(暴君型) ジャイアンのもともとの障害は、「衝動コントロールが出来ない」ことである。大人になってもそのまま「我慢しない」。衝動のままに生きるのがこのタイプである。想定される養育環境は、「甘やかされる」環境で、「激しく泣いたり大きな声で反発すると周囲の大人が折れて自分の要求が通る」ことを学習してから、大人になっても強引にゴネたり暴力や金銭など社会的な力で強制して周りを全て思い通りにしようとする。 「依存型」となっているのは、一時的にゴネるだけで、自分の力で努力して達成することは無く、結局周囲の有力者の力を頼む形になるからである。 「状況を察知してその場で相手を威圧して言うとおりにさせる」ことだけに集中し
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