親に暴力を振るう引きこもりなどの場合で、家族から相談が受けることが良くある。ネット相談などでは私は親自身にカウンセリングを受けることを勧めることが多いのだが、これは「共依存」の場合を半分念頭においているからだ。 こういうケースで医療や福祉の専門家から「本人が一番苦しんでいます」「じっくり見守りましょう」という助言が出てくることがある。 私はこのケア方針は引きこもっている本人の健康度に関してかなりの自信が無いと出せないものだと考える。 情報が少ない段階で出てきた場合は、「医療者や福祉関係者の責任逃れの逃げ口上」では無いかと言いたくなる。 重要なアセスメントは、「積極的な介入をしないで見守るだけで自力で回復する見込みを持てるかどうか」だ。専門家はその判断をする立場にあり、その結果に責任を持たねばならない。 私は医療のプロとして、自分のアセスメントとそれに基づくプランには責任を負うべきであると当