積極奇異型ASDの人が自分でカウンセリングを希望して来られることは少ない。なぜならこの人たちは「努力すればほとんどのことは解決出来る」と考えていることが多く、実際強迫的な努力を実行している。 身体症状でボロボロになっていても病的であると考えない。(だから愛着の対象でない周囲の人にもある意味非常に冷酷になりうる。ジャイアンとは違う意味で自業自得というわけだ)。 この人たちが相談に来られるのは、ほとんどと言って「愛着の対象との間の関係」に絡む問題である。本人はこれ以上できないほどに、(実際人間ワザでないほどまで)努力して尽くしているのに、相手はただ利用するだけで気持ちに応えてくれない。便利に利用されているだけになる。裏目に出る。あるいは逃げ出そうとさえする。 子供が愛着の対象の場合には、子供の不適応で相談するというパターンが多い。 ジャイアン的には、「関係を断ち切って割り切れば簡単なのに」とい