自分以外がホメられると急に不機嫌になる 何かと対抗心が強すぎるタイプの典型的な反応に見られる特徴は、周囲の誰かがホメられたり成果をだしたりしたときに見せる不機嫌さだ。 同僚がノルマを達成し、上司からホメられ、みんなが「よかったな」「すごいじゃないか」と声をかけている傍で、不機嫌なオーラを漂わせて黙りこむ。誰でもちょっとは妬ましい思いに駆られるだろうが、ふつうは、そんな自分の醜い気持ちを恥じて抑えこみ、祝福の言葉をかけるものだ。だが、このタイプの人物は、妬ましい思いを露骨にあらわす。 同じ部課の誰かが上司に呼ばれ、「取引先の担当者がホメてたよ。なかなか気のきく人物だって」などといわれているのが聞こえると、自分が低い評価を受けたわけでもないのに、急に不機嫌モードになって、ふさぎこむ。 仲間が大きな案件を受注してきて、みんなから祝福の言葉をかけられているときに、「たいした額じゃないじゃないか」な
万能感に支配され議論する人々 最近、SNSなどにおける議論の不毛さと破壊性が指摘されている。 問題となるコミュニケーションでは、基本的に、相手の語っていることを正確に理解しようという意欲に欠けている。 熱心になるのは、相手の発言について「傷つく」何らかの存在を探すことだ。 あるいは、その発言の公共の利益を損なう面を指摘すること。相手の語る行為が非道徳的であることを示し、その語られた言葉、あるいは語った人をコミュニケーションの空間から排除すること、少なくとも信用のできない人物として印象づけることで、その影響力を削ぐことにコミュニケーションの努力のほとんどが傾けられる。 ここでは、双方が持ち寄ったロジックを戦わせることで、そのどちらもが洗練されていくことは起きえない。弁証法的な議論の展開はあり得ないのだ。 その代わりに、ただ痛めつけ合うだけの結果になることも、しばしばである。私が見るところ、そ
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