情報番組の辛口コメンテーターとして活躍していたコラムニストの勝谷誠彦さん(享年57)の訃報が報じられたのは昨年11月28日。死因は、急性肝不全だった。 しかし、「死の魔の手は3年以上前から忍び寄っていた」と言うのは、勝谷さんの20年来の盟友で出版社『世論社』の代表・高橋茂さん。高橋さんは、勝谷さんの死後、彼がアルコール依存症に陥っていたことをウェブメディア『JBpress』に寄稿している。 「勝谷が命を絶たれた原因は、長年の飲酒によるものです。2015年3月に情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)を降板。編成の切り替え時期でもあり、1か月ほど仕事がまったくない状態になりました。その頃うつを発症。次第に酒量が増え始め、昼間から飲むようになりました」(高橋さん・以下同) 勝谷さんは真面目でストイックな人だった。文筆業で締め切りを一度も破ったこともなければ、取材やテレビ出演で約束の時間に遅れたこと
『男はなぜこんなに苦しいのか』著者・海原純子氏インタビュー 2016/2/18 取材・まとめ:小泉なつみ=フリーライター 「男はなぜこんなに苦しいのか」「もう限界」。こんな衝撃的なタイトルと帯を持った書籍が発行された。心療内科医で日本医科大学特任教授の海原純子さんの著作だ。1980年代から女性の心身症を専門にカウンセリングを行ってきた海原さんだが、近年、ストレス性疾患を患う男性が増えていることを実感。看過できない現状を受け、警鐘を鳴らす意味で本書の執筆に至ったという。現代男性の身に今、何が起きているのか? 「男らしさ」に追い詰められる男性たち ――海原さんが本書を執筆するに至った理由を教えてください。 リーマン・ショック後、現場で40~50代の男性のストレス性疾患が増えていると感じるようになったからです。例えば、日中はバリバリ仕事をしているけれど毎晩気を失うほどお酒を飲まずにはいられない「
うつ病と言う言葉はすっかり一般化して、知らない人はいないと言う状態になってきました。しかし、「では、うつ病を説明して下さい」と言われて説明できる人はほとんどいないでしょう。 実は、うつ病全体を説明できる原因はまだ判っていません。数々の仮説が存在し、それに基づいて治療が行われています。今回は「脳の損傷とうつ病」にスポットを当て、回復の方法があるかどうかを見て行きます。 なおうつ病は、原因となる病気があったり、お薬の副作用で現れたりすることもありますが、そうしたものは原因を取り除けば治りますので、今回の話題からは外れます。同時に、躁状態を伴う「双極性障害」、いわゆる躁うつ病も今回の話題には含まれません。 うつ病は脳の損傷と深く関係している もともとうつ病には脳や神経の異常がなく、機能的なトラブルだと考えられてきた歴史的経緯があります。つまり精神だけあるいは内分泌だけの病気だと思われていたと言う
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