写真:齋藤清貴(SCOPE) <<ビジネスマンにおける教養というと、歴史や宗教、近年ではアートなども言われているが、元・東レ経営研究所社長の佐々木常夫氏は「知識だけをいくら集めても、『本当の教養』は身につかない」と断言し、「ビジネスマンにおける教養とは、成果に結びつくものではならない」と提唱する。 ここでは、成果を出すのに必要な「ビジネスマンが身につけたい本当の教養」における、「部下への接し方」について紹介する。>> ※本記事は、佐々木常夫著『人生の教養』(ポプラ社)より、一部を抜粋編集したものです。 温情をもって部下に接することを原則とせよ 感覚を鋭く保ち、直感的な洞察力を働かせることは、同僚や部下に接するときにも必要になります。 私が大事な事業の計画立案の中心メンバーとして忙しく働いていたときのこと。みんなで合宿をし、集中的に課題を検討している最中に携帯電話が鳴りました。うつ病をわずら