1960年生まれ。1989年筑波大学大学院博士課程修了、精神科医、医学博士。東京都庁知事部局健康管理医、宇宙航空研究開発機構(JAXA)主任研究員、茨城県警察本部健康管理医のほか、企業の精神科産業医として国内外で活躍。著書に「会社で心を病むということ」(新潮文庫)、「もし部下がうつになったら」(ディスカバー携書)など。 「会社のワガママちゃん」対処法 「傲慢なのに打たれ弱い」未熟なワガママ社員が増え、多くの管理職が振り回されている。しかし、対処法を間違えば、彼らは「うつ」になるケースも。彼らとどう付き合っていけばよいのか、その方法を紹介していく。 バックナンバー一覧 現代社会の未成熟化に伴い、職場でも性格が未熟でわがままな若い社員が増えています。彼らは、能力がないわけでもなく、むしろ積極的で活動的、華やかな場面が好きで、花見の席取りや宴会幹事などをさせると「デキル社員」です。しかし、いった
こころの病気というものは、目に見えるものではありません。そのため「気のせいではないか」「気持ちが弱いだけではないか」と誤解されてしまう事があります。 例えば足の骨が折れてしまったら、誰がみても「痛そう!」だと分かるでしょう。肺炎で高熱が出ている人がいたら、誰がみても「つらそうだ」と分かります。 しかし、こころの傷は他の人には見えません。だから、理解してもらいにくく「気のせい」「甘え」を思われてしまう事があるのです。 最近では精神疾患に対する世間の理解は少しずつ浸透してきました。それでもまだまだ十分だとは言えません。 うつ病のようなこころの病気を、「甘えだ」「根性が足りないだけだ」という方は残念ながら未だいらっしゃいます。しかし、これは絶対に発してはいけない言葉なのです。こころの病気がある方にこのような言葉をかけるのは、足の骨を折って痛がっている患者さんの足をバットで殴っているのと同じ行為だ
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