プロ野球を現地で観戦すると、若い女性の売り子からビールを買うサラリーマンをよく目にする。特に夏の暑い日は、売り子から買うビールを楽しみに球場に行く人も多いのではないだろうか。 現在、東京ドームで販売されているビールの価格は税込900円。飲食店で飲むビールと比べて破格の価格設定にもかかわらず、飛ぶように売れている理由は「売り子の魅力」にあると言っても過言ではない。人気の売り子はアイドル的な扱いをされ、購入する客は“推し活”とばかりにビールを飲み続ける人もいるという。 客は若い女性からお酒を買って楽しいひとときを過ごしている一方で、売り子たちは少しでも多く売るために客を奪い合い、現場では静かなる戦いが繰り広げられているようだ。 過去に東京ドームを中心に約3年ほど売り子の経験があるという佐々木春香さん(仮名)は、1日で最高300杯を売ったことがある“売れっ子の売り子”だったという。そんな彼女に、