今年8月、「第43回 新宿三井ビル会社対抗のど自慢大会」が行われた。3日間の会期中には、おおよそ800人の観客が集まった。特にこの数年、参加者は右肩上がりだという。終業後に会社の仲間と歌って踊る。そんな様子を「社畜」と揶揄する人もいるが、千葉商科大学専任講師の常見陽平さんは「これこそ21世紀の企業コミュニティだ」と評価する。なにがすごいのか。現場の熱狂ぶりを考察する――。 サラリーマンの夏フェスを見に行った あなたは「新宿三井ビル会社対抗のど自慢大会」を知っているだろうか? 文字通り、新宿三井ビルに入居する企業同士が戦うのど自慢大会だ。毎年8月下旬に開催され、43回目を迎えた今年は、43テナントから98組323人が参加した。 審査は歌唱力(90点満点)、パフォーマンス(10点満点)の合計100点満点で評価される。2日間の予選を勝ち抜いた20組が決勝戦に進出。優勝、準優勝から20位までの順位
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