今日は、信田さよ子先生の本、 『愛情という名の支配(新装版)』を紹介します。 本書より引用しながら、「共依存」の一つの側面である 「支配して逃がさない関係」についても書いていきます。 ●Amazon 『愛情という名の支配(新装版)』は、 1998年(15年前)に刊行された同タイトルの本の新装版です。 信田先生は、当時のご自身の熱情や筆の勢いを残すために、 あえて加筆修正をせずに復刊されました。 15年前といえば、ちょうどアダルト・チルドレン(AC)という言葉が 一種のブームのように広がっていた頃です。 本書の旧版を読んでインパクトを受けた方が、 当時、多かっただろうなぁと思いました。 例えば、この箇所に。 「愛しすぎる女たち」は、「私がついていないとこの人は駄目なの」という、ちょっと弱々しくて、人の助けを必要としている男性を選びます。 そういう支配しやすい男性を夫に選んでおきながら、「私は