周囲の人々と比べて性格や行動に極端な部分がある精神疾患をいいます。厚生労働省のホームページには、パーソナリティ障害の定義は、「その人の属する文化から期待されるものより著しく偏った内的体験および行動の持続的パターンであり、ほかの精神障害に由来しないもの…」とされています。 (世界保健機構の精神疾患の診断基準(ICD-10)やアメリカ精神医学会の診断基準(DSM-IV-TR 2000)による) パーソナリティ障害にはいくつかのタイプがあり、アメリカ精神医学会の診断基準で10種、世界保健機構の診断基準で8種があげられています。アメリカ精神医学会の診断基準では大きく分けて、次の3つに分類されています。 A群 奇妙で風変わりなタイプ 妄想性パーソナリティ障害: 広範な不信感や猜疑心が特徴 統合失調質パーソナリティ障害: 非社交的で他者への関心が乏しいことが特徴 統合失調型パーソナリティ障害: 会話が