最近よく考えるのだが、ジャイアン型ADHDにはよく言えば「生き抜く力」「たくましさ」がある。悪く言えばエゴであり、自己中であるのだが。 家族歴を聞く際に、例えば相談者の親族の生活歴を詳しく聞くと、異常な虐待の環境やいわゆる逆境、例えば「略奪婚」のように親族全部を敵に回すような状況とか、経済的な窮状、継母からの虐待などの環境で、実にたくましい生命力を発揮して、その人自身の人生は非常に立派であるケースをよく目にする。 実はそういう逆境で立派な人生を歩んだ人の子供に相談者が多いということが問題であるのだが。 「親で大変」、「子供で大変」、「経済的に大変」なジャイアンは実は非常に生き生きとしている。逆境であればあるほど力が湧いてくるかのようだ。 逆に、恵まれすぎている環境ではジャイアンは「丸投げてきな依存性」のためにどんどん何も出来なくなってしまう。 代わりにやってくれて自分が責任を負わなくて良い