ライター/編集者。1973年福岡生まれ。1998年出版社勤務を経てフリーに。現在、株式会社バトンズ代表。これまでに80冊以上の書籍で構成・ライティングを担当し、数多くのベストセラーを手掛ける。主な著書に『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』の「勇気の二部作」、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』等がある。 嫌われる勇気──自己啓発の源流「アドラー」の教え フロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨頭とされながら、日本では無名に近いアルフレッド・アドラー。彼はトラウマの存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善する具体策を示してくれます。まさに村社会的空気のなかで対人関係に悩む日本人にこそ必要な思想と言えるでしょう。本連載では、アドラーの教えのポイントを逐次解説することでわかりやすく伝えます。 バックナンバー一覧 「人間の悩みは、すべて対人関係の悩み
子宮委員長はる●1985 年青森県生まれ。愛情もお金もあるかなり幸せな家に生まれたが、唯一母のことが理解できず、「苦労しなければ幸せになっていいはずがない」という思いで高校卒業後に上京。上京すると共に自立生活への憧れ・体を売ることの闇を見たい好奇心で風俗を始める。 恋愛・性愛アドバイザーである子宮委員長はるさんは、自身の過去を振り返ってこんな風に言っています。 誰かに愛されたかったから、周りに合わせてひたすら「イイ子ちゃん」をやっていました。 昼も夜も寝ないで働き続けたあげく、精神疾患、子宮筋腫、子宮けいがんなどの病気にかかり、お金も稼げなくなり会社をクビになりました。 そのどん底の時に「わたし、今まで本当の自分の声を無視していた」と気づき、子宮周辺の温活を始めたり、子宮の病気を治すためにひたすら子宮と向き合ったら、自分の本音に気づき始めて、人生が好転していったのです。 子宮委員長はる 子
誰でも自ら進んで無気力になろうなどとは思いませんが、日頃の思考の習慣が、無気力を招き寄せる場合があります。 最も“効果”が大きいと思われるのは、3つのD(でも・だって・どうせ)です。「でも」は、人の言うことを聞き入れない、「だって」は、自分の過ちを認めない、「どうせ」は、諦めて自暴自棄になる、それぞれこのような態度を表す言葉です。 中でも中核をなす「どうせ」は、多くの場合、自分の努力不足よりも能力不足に着目し、今すぐ解消できない無力感を味わう結果生じるものだと考えられます。 3つのDが習慣になると、意欲が低下する、何を見聞き経験しても感動しない(無感動)、関心の持てる対象を見出だせない(無関心)などの他、食欲が低下するなどの生理的な変化が現れたり、また、対人関係が悪化したりします。 誰の言葉かは知りませんが、「朝はため息に起き、昼は言い訳に生き、夜は怨念にもだえる」生活ではなく、「朝は希望
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