私は心療内科のクリニックに勤務しているが、不器用なので「短時間で早くさばく」ということが出来ず、結局予約制の長時間面接というスタイルとなっている。 そういうわけで診られる数に限りがあり、新患を制限せざるを得ないので、定期通院希望のケースも先にメールで相談したい内容の概要を伝えてもらい、そのやり取りの後に新患の予約を取っていただくという方法をとっている。 その最初のメールの中で、私が注目するのは、「治療に何を求めているか?」ということだ。特に以前の通院歴の説明の中で、以前の主治医のことをどう表現しているかを見ると、その中に治療に求めることが現れることが多い。 私はADHDであり、ジャイアンの一刀流なので、本人にはきついことも容赦なくはっきり言うスタイルをとっている。それだけでなく非言語的なフォローも出来ない。 だから依存相手、「あなたが悪くないと肯定してくれる相手」を求めて来られてもそのニー