この記事のポイント 糖尿病の検査には血液検査と75g経口ブドウ糖負荷試験がある。 75g経口ブドウ糖負荷試験は糖尿病の確定診断や糖尿病予備軍の診断のために行う。 糖尿病診断の際には血糖値とHbA1cの2つを確かめる。 健康診断などで血糖値の異常を指摘され、糖尿病の検査を受けるか悩んでいませんか? 自覚症状が出にくい糖尿病を見つけるには、まずは病院で検査を受けることが大切です。本記事では糖尿病の診断のための検査や診断基準について解説します。 糖尿病の主な検査 採血して血糖値とHbA1cの2つをみる 糖尿病の診断のためには、血液検査で“血糖値”と“HbA1cヘモグロビンエーワンシー”の2つを調べます。 糖尿病ではインスリン*がうまく機能しなくなることで、血液中にブドウ糖があふれた状態になります。この血液中のブドウ糖の濃度を示したものが血糖値です。血糖値は食事によって左右されるので、空腹時の血糖