4月1日、安倍首相は日本中の全世帯に対する布マスク「2枚」の配布を発表し、内外に戸惑いの声が広がった。言うまでもなく、この一件の背景にあるのは、昨今の長引くマスク不足問題だ。 日本のマスク不足は中国国内で新型コロナウイルスの流行が伝えられはじめた1月20日過ぎから急速に進行し、2月上旬からは地方でもほぼ買えなくなった。 3月15日になって、ようやくマスクの転売が禁止されたものの、ごくまれにドラッグストアなどでマスクが販売される際には長蛇の列ができる。多くの人は、数少ないマスクを洗濯やアルコール消毒で使いまわしていることだろう。 だが、実は都内でもまだマスクが手に入るエリアが存在する。それは在日外国人たちのコミュニティだ。一般の日本人があまり近寄らないディープなコミュニティになるほど、その内部ではマスクが堂々と流通している。 ディープ中華ビルの「マスク在庫あり」 まずは中国人の世界をご紹介し