とり・みき マンガ家 熊本県出身。ギャグマンガをメインにしながら、エッセイコミックやストーリー物も手がける。94年『DAI-HONYA』98年『SF大将』で星雲賞、95年『遠くへいきたい』で文春漫画賞を受賞。 この著者の記事を見る
丹治吉順 a.k.a.朝P, Tanji Yoshinobu @tanji_y 2011年元日をもってパブリックドメイン入りした創作者・文筆家(1)火野葦平・大倉燁子・吉田与志雄・鈴木清次郎・蒲原春夫・熱田五郎・佐藤緑葉(作家)吉井勇(歌人)賀川豊彦(キリスト教社会運動家)和辻哲郎(哲学)風巻景次郎(国文学)久留島武彦(児童文学)高木貞治(数学) 2011-01-01 01:10:17 丹治吉順 a.k.a.朝P, Tanji Yoshinobu @tanji_y 2011年元日をもってパブリックドメイン入りした創作者・文筆家(2)四海民蔵・石井衣子・谷鼎・岸上大作・杉浦翠子・菅沼宗四郎・安江不空・中山梟庵(歌人)瑛九・大谷房吉・古茂田守介・佐藤一章・安宅安五郎・白滝幾之助・上野山清貢・佐藤泰治・名取春仙(画家) 2011-01-01 01:11:24
10月18日~20日に東京ビッグサイトで開催中のITpro EXPO 2010でシャープが、電子書籍ビューア「ガラパゴス」を展示している。“ガラケー”(ガラパゴス携帯電話)という揶揄(やゆ)を逆手に取ったような名称で話題を集める製品だ。ガラパゴスの詳細なスペックや価格は11月に正式発表され、12月に発売される予定である。 ガラパゴスは、シャープ独自の電子書籍形式「XMDF」を前面に打ち出す点が特徴だ。配信される書籍や雑誌などのコンテンツは基本的にXMDFになる。他形式のコンテンツとしては、PDFとテキストファイルが表示できる。JPEGなどの画像ファイルや、Word、PowerPointはパソコン用に提供される専用ソフトでXMDFに変換すれば閲覧可能になる。 コンテンツによっては文章から一部の文字列を選択し、内蔵する辞書アプリケーションで単語の意味を調べる、といった使い方ができるとする。 ガ
つい先日 /.J でも話題になったシャープの電子書籍端末およびサービス「GALAPAGOS」(/.J 記事) では、販売される電子書籍は閲覧が GALAPAGOS 端末に DRM により制限され (1 人 2 台まで)、そもそも GALAPAGOS ストアに接続できる環境も GALAPAGOS に限定されるらしい (Togetter によるまとめより) 。 また、プレスリリースで発表された GALAPAGOS の「当初約 3 万冊の書籍」というのも、Sharp Space Town の現状の書籍を指しており、当初は内部的に接続して GALAPAGOS ストアからも買えるという方向のようだ。風穴氏のつぶやきによればシャープとしては将来的にはすべて DRM の方向に持っていきたいとのこと。 端末ビジネス寄りな発想だとこうなるのだろうか。
米著作権延長法がなければ、2010年1月1日に、007シリーズの「カジノ・ロワイヤル」やレイ・ブラッドベリの「華氏451度」はパブリックドメインになっていたのに――米デューク大学のパブリックドメイン研究センターはこのように嘆いている。 米著作権延長法は1978年に施行され、それまで「発行後56年間(最初に28年、更新すればさらに28年)」だった著作権保護期間を「作家の死後70年間」に延長した(法人著作の場合は発行後95年間)。この法律は、ミッキーマウスの著作権切れを防ごうとするWalt Disneyのロビー活動によるものだったと言われており、「ミッキーマウス保護法」との俗称もある。 この法律がなかった場合、1953年に出版された作品は2010年1月1日に著作権保護が終了していた。同センターはブログで、同法がなければ、今年多数の有名な作品がパブリックドメインになっていたと述べている。 例えば
グーグルの修正和解案、日本を除外=書籍デジタル化計画 グーグルの修正和解案、日本を除外=書籍デジタル化計画 【シリコンバレー時事】米インターネット検索最大手のグーグルは13日、デジタル化書籍の本格的な商業利用を目指す「グーグルブックス」をめぐる集団訴訟で、同国司法省の修正指示を踏まえた作家ら業界団体との和解案を、ニューヨーク州の連邦地裁に再提出したと発表した。電子化の対象となる国・地域から実質的に日本を除外、英語圏でのサービス立ち上げを優先させる意向だ。 同社は当初、電子書籍の世界的な商業利用を計画したが、修正案では「米著作権当局に登録済みの書籍または米、英、オーストラリア、カナダの4か国で出版された書籍」に限定。日独仏などの間で著作権侵害懸念が増幅した点に配慮した。「著作権者の合意を得ながら長期的には世界中の本を利用可能にしたい」(幹部)とも強調した。 またグーグルは、絶版書籍に関し
講談社が大赤字だったり、出版敗戦なる文字をよく目にしたりする今日この頃。 図書館をターゲットとした公貸権や中古販売をターゲットとした消尽しない譲渡権、マンガ喫茶をターゲットにした展示権や出版物の著作隣接権といった権利の創設を求める動きも、若干のタイムラグを置いて再び活発化してくるのではないかと思うのだけれど、その時、出版業界がどのような主張をしてくるかに興味がある。 「出版敗戦」という言葉で面白いと思うのは、出版が何かと「戦っていた」という意識を反映しているところだ。では、彼らは何と戦っていたのか。 それは図書館やマンガ喫茶、新古書店といった、同様に書籍を扱うサービスであったというのが、偽らざる感想である。 そんなことやっている間に、「書籍」や「雑誌」のパイはどんどん小さくなり続け、広告も減った。 今ならば「戦う相手が間違っていたのではないか」とか「戦うのではなくて飛び込んでいくべきではな
既に周知と思いますが、グーグルが書籍検索サービスについて米国出版業界と和解しました(ソース)。弁護士の福井健策先生がブログで法律的な分析をされていますのでご一読をお勧めします。 和解案の骨子は以下のようになるかと思います。 グーグルの現行のブック検索サービス(著作権切れ書籍は全文表示、著作権が有効な書籍はキーワードのみ表示)はフェアユースの範囲内であり米国内では合法 絶版本(で著作権が有効なもの)はグーグルがスキャンデータを販売できる。売り上げの63%が著作権者に回される。 刊行中の本は通常通りキーワード周辺の一部だけが表示される。 刊行中の本でもオプトインでグーグルにスキャンデータを販売してもらうことができる。 絶版の本でもオプトアウトでグーグルの販売対象からはずしてもらうことができる。 サービスが提供されるのは米国内のみだが、スキャン対象の書籍は全世界。 このスキームに入りたくない著作
日本書籍出版協会が2009年2月20日、Googleブック検索和解契約に関する会員出版社向けの説明文書を公開しています。内容は、和解合意の概要と、著者・出版者・権利者がこの和解に対しどのような選択肢を有しているかを説明するものとなっています。あわせて、国際出版連合(IPA)による和解合意に関する報告書の日本語訳も公開しています。 Google とアメリカ作家組合、アメリカ出版協会会員社との和解について – 2009.2.20 日本書籍出版協会 http://www.jbpa.or.jp/pdf/documents/google-wakai1.pdf IPA報告書 国際出版連合(IPA) GOOGLE/著作者団体/米国出版社協会その他 和解合意(2008年) http://www.jbpa.or.jp/pdf/documents/google-ipa.pdf なお、Google社は2009年
これは素晴らしい!この日本語学習者が増えているときに、優れた日本語テクストへの廉価なアクセス手段が増えることは、日本と日本語にとってメリットが大きい。古書店や文庫ビジネスへの打撃は考えられるが、著者の逸失利益はない。ついでに日本の権利者団体と司法にとっては、考えさせられる出来事だろう。日本で日本法にしがみ付いたところで利益を守れなくなったってことだから。 米グーグル社が進めている書籍検索サービスが、波紋を広げている。「絶版だが著作権はある」という書籍のデジタル化をめぐる訴訟が「和解」という形で決着しそうで、この影響が日本の本にも及ぶというのだ。米国内に条件を満たした日本の絶版本があれば、すべて内容が世界中に公開されることになる。 知財高裁がカラオケ法理の野放図な適用を否定するなど前進があるとはいえ、最近のストビュー規制へ向けた動きとか、薬事法の省令改正で販売員制度の利権を守ろうとする厚生労
米グーグル社が進めている書籍検索サービスが、波紋を広げている。「絶版だが著作権はある」という書籍のデジタル化をめぐる訴訟が「和解」という形で決着しそうで、この影響が日本の本にも及ぶというのだ。米国内に条件を満たした日本の絶版本があれば、すべて内容が世界中に公開されることになる。日本の業界からの反発は必至だが、専門家からは「利益が適切に配分されるのであれば、拒否すべきではない。紙で『死蔵』するよりはましだ」と、著作権側の立ち位置の見直しを迫る声もあがっている。 「絶版になったが著作権は存在している」書籍のデジタル化が進む 米グーグルは2004年、書籍の全文検索が可能になるサービス「グーグル・ブック・サーチ」を立ち上げ、現在は書籍100万冊以上の内容がウェブ上で検索できる。当然、この仕組みに、著作権者側は反発。米作家協会や米出版協会(AAP)が05年9月から10月にかけて、著作権侵害を訴え、グ
立松和平が、 二度目の盗作騒動 を起こした。前回 光の雨事件 では、立松の盗作は大騒ぎになったが、今回はそれほど騒がれてないのは 立松が作家としては終わっている証拠 でもあるし、それ以上に 文学がとっくに終わっている状況 を示している。いまの立松は 小説も書いたりする「文化人」 であり、講演やイベントに顔を出して稼ぐ方が多いだろう。このシステムは、芥川龍之介在世の頃にはすでにあった。 文学の原稿料は驚くほど安い んだそうで、作家は いくつか文学作品を出して賞を取る ことで、「作家としての地位」を上げ、同時に 講演料がアップする 仕組みになっているらしい。 執筆の合間に講演 なのだが、講演の方が、遙かに小説を書くよりは簡単で時給も高い。ま、最近は 「受賞小説」は宣伝用の材料 って位置づけなんだろうと思う。こんなサイトを見ていると、現代の日本で、文学のポジションがどうなっているか、よく分かるの
小倉秀夫さんのブログで教えてもらった。内容は、専門家にはよく知られている著作権法上もっとも重要な事件のひとつ、「ドナルドソン対ベケット訴訟」の解説だが、ここまでくわしいものは海外にもない。概要は白田秀彰『コピーライトの史的展開』にもあるが、これは品切れなので、本書は(入手可能な本としては)著作権の初期の歴史についての日本語で読める最良の文献だろう。 この訴訟は、スコットランドの詩人トムソンの詩集『四季』を出版した書店主ドナルドソンに対して、その原著を出版したロンドンの書店主ベケットが「コピーライトの侵害だ」として、1774年に起したものだ。トムソンは1748年に死去し、当時の法律(アン法)で保護された「死後14年」を過ぎていたので、被告は「出版は合法だ」と主張したが、原告は「コピーライトは永遠だ」と主張した。 ・・・などと厳密に解説すると膨大になるので、ディテールに興味のある人は裁判記
青空文庫を図書館の書架に! 『青空文庫 全』寄贈計画のお知らせ 2007年10月26日 2010年4月10日 更新 青空文庫 ▲上の画像のクリックで、『青空文庫 全』が開きます。 プリント用の高解像度版は、ここをクリックしてダウンロードしてください。(9.6Mバイトあります。) 【寄贈計画ニュース:2010年4月10日版】 ・2010年4月10日(土)、残部がつきたので、『青空文庫 全』の配布を終了しました。 ・2008年1月13日(日)、公開作品の書誌データをまとめて取得する際に利用できる、 「作家別作品一覧」に関する内容を、「青空文庫早わかり」に書き足しました。『青空文庫 全』DVD-ROM収録作品の書誌データを得る際にも、「一覧」は使えます。 ・2008年1月、国際交流基金情報センターライブラリーのご支援を得て、海外の図書館へ寄贈の輪が広がり始めました。 ・2007年12月13日(木
今日は午後以降雨ですよ。早朝、久しぶりに背中の神経痛(部活でのシゴキが原因)がキリキリ痛みまして。外は陽が照っているんですが、キリキリと差し込むように痛んで、今も眉をひそめながら身をよじっています。こんなに長時間痛いのは数年ぶりです。気圧が下がると痛むんですよ。 いわゆる神経痛って、本当に当人にしか解らない痛みですよね。 ※ 漫棚通信ブログ版 http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_604f.html この件、私個人としてどうすべきだという確固とした考えがあるわけではないので、本当はメルマガの方でこっそり書こうと思っていたのですが、向こうのコメント欄で私の名前が出たようなので、一応表で書くことにします。 もう一方の当事者である唐沢さんとは、私は面識はありません。互いにその存在は認知する関係だし、唐沢氏の博学は尊敬して
「週刊SPA!2007.2/6号」(扶桑社)の「文壇アウトローズの世相放談・坪内祐三&福田和也『これでいいのだ!』」第226回より。 【坪内祐三:著作権ってさ、文芸・音楽・美術は作者が死んだあと50年間有効でしょ。それを今、日本文芸家協会が、三田誠広('77年に芥川賞を受賞した小説家)を中心に70年間に延長しようと運動してて、反対派とモメたりしてるんだよ。 福田和也:勇気あるよね〜。自分の作品が死後に残ると思ってるんだね。 坪内:思ってるんだね。 福田:三田さん、今、著作権を放棄してもなんの実害もないでしょ。 坪内:それがさ、著作権の保護期間を70年間に延ばすべきだって人たちの主張が、スゴイ奇妙な論理なんだよ。それこそ、金井恵美子も『一冊の本』で批判してたけど。なんかさ、「若くして著者が死んだときに、残された妻子の生活が……」って言うわけ。だけど、親が死んだときに子供が0歳だったとしても、
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