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ブックマーク / apeman.hatenablog.com (26)

  • 「歴史戦」の毒が回りきった日本社会 - Apeman’s diary

    SNS等でさんざん話題になっているのですでに皆さんご存知のことでしょうが。 www.fnn.jp  (アーカイブ人もツイッターで“自白”していました。 【日外務省がチェック含めしっかりしないと。昨日、外交部会長として外務省と頻繁にやりとりしたが、外務省は約1ヶ月動画を放置した反省と再発防止対策が必要→ウクライナ政府、日に外交ルートで謝罪。昭和天皇の写真を「ファシズム」と… 外務省が動画に削除要請】 https://t.co/lVTimO9leH — 佐藤正久 (@SatoMasahisa) 2022年4月25日 いくつもある記事の中からこれを選んだのは、「歴史戦」の関連タームである「情報戦」が佐藤議員の口から出ている、という理由です。「情報戦で負けている」って、いったいどこと戦っているという認識なのでしょうか? 「ウクライナ政府のSNSなどをチェックする担当者を設けるよう求めた」

    「歴史戦」の毒が回りきった日本社会 - Apeman’s diary
    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2022/04/26
    情報戦って別に歴史戦だけの関連タームでもないだろうけれど、佐藤氏も山田宏氏も"お前らはいったい何と戦っているんだ"感はある
  • 『故郷はなぜ兵士を殺したか』 - Apeman’s diary

    一ノ瀬俊也、『故郷はなぜ兵士を殺したか』、角川選書 著者の過去の著作に比べると格段に挑発的な書名なのでちょっとびっくり。日露戦争以降の(ただし重点はアジア・太平洋戦争におかれている)銃後における軍事援護活動――出征兵士の家族への援護、戦死者家族への慰藉や援護、出征兵士への慰問、傷痍軍人への援護、戦死者の顕彰等々――が遺家族・留守家族を監視し、出征兵士に“名誉の戦死”を慫慂し、戦死者の死に意味付けをするという機能をいかに果たしたかを明らかにしようとすると同時に、そうした機能がほころびを見せる瞬間をも拾い上げようとする、社会史らしいアプローチ。日中戦争以降の、「大義」を明確にしがたい戦争において戦死への意味付けを強行しようとすると、結局は戦死それ自体に価値があるというロジックに行き着かざるを得ず、それゆえ「故郷」は出征兵士に戦死を要求することになる……とまとめると強引にすぎるだろうか。 全4章

    『故郷はなぜ兵士を殺したか』 - Apeman’s diary
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    enemyoffreedom 2019/02/04
    そのうち読みたい
  • 2018-11-25 - Apes! Not Monkeys! はてな別館

    NHK BS1 2018年11月25日(日)  午後10時00分〜(110分) BS1スペシャル 隠された日兵のトラウマ〜陸軍病院8002人の“病床日誌”〜 以前に地上波で放送されたものの拡大版のようです。放送後にこのエントリに感想など追記したいと思います。 追記:放送後僅かの間に3回も観直してしまいました。ご自身で「怒り」ということばを口にされた清水先生はもちろんのこと、番組全体から静かな怒りがじわじわと伝わってきた気がします。 厳密に尺を測ってみたわけではありませんが、地上波版と比べて増補されていたのは兵士の自殺とその研究、敗戦時に病床日誌が隠滅を逃れた顛末とその後、そして戦後の家族への影響、といったあたりでしょう。 とりわけ興味深かったのが“未復員兵”の父を持つ男性と、家庭で暴力をふるう復員兵を父に持つ女性の事例を通して語られる配偶者や子どもへの影響でした。間接的には孫世代にまで影

    2018-11-25 - Apes! Not Monkeys! はてな別館
  • 京都新聞が京大医学部の責任を問う連載 - Apeman’s diary

    京都新聞が京大医学部の戦争協力、植民地支配協力に関する連載を行っており、731部隊についても触れています。 ・第1回 京大の被爆者標、どこへ <持ち去られた被爆者資料> ・第2回 「戦利品同様」と米論文 <持ち去られた被爆者資料> ・第3回 米軍、半数以上持ち去りか <見つかった被爆者資料> ・第4回 遺体の声、治療に生かせず <見つかった被爆者資料> ・第5回 金沢と京都を結ぶ線 <元731部隊 調書を読み解く> ・第6回 人為的感染、あったのか <元731部隊 調書を読み解く> ・第7回 特殊実験「サル」が頭痛? <731部隊軍医の博士論文> ・第8回 「軍機」医学、歴史の闇に <731部隊軍医の博士論文> ・第9回 アイヌ遺骨、答えぬ理由は <医の倫理根源 京大の収集> ・第10回 遺骨87体未返還、尊厳無視 <医の倫理根源 京大の収集> ・第11回 遺骨返還の風、京大拒否 <標

    京都新聞が京大医学部の責任を問う連載 - Apeman’s diary
  • 2・26事件から80年 - Apeman’s diary

    80年前の今日は2・26事件が勃発した日ですが、このクーデター未遂事件(ないしクーデターを利用したカウンタークーデター事件)は翌年の南京大虐殺にも影を落としています。 上海派遣軍〜中支那方面軍の司令官松井石根は予備役から復帰して就任しましたが、その背景には2・26後の皇道派のパージで(軍司令官になることのできる)陸軍中大将が不足していた事情があることを、日中戦争勃発当時に参謀部で戦争指導課長だった河邊虎四郎が証言しています(『河邊虎四郎少将回想応答録』)。また第十軍の司令官だった柳川平助もこの粛軍で予備役に編入されていた皇道派の1人でしたが、松井石根は大谷敬二郎の『日憲兵史』(みすず書房)所収の資料「陸軍派閥一覧表」では「初期統制派」と位置づけられ、皇道派とは「相互排撃」の関係にあるとされていました。軍司令官人事のうちにすでに軍紀崩壊の種がまかれていたと考えることができます。 さらに、

    2・26事件から80年 - Apeman’s diary
  • 日本軍と酒 - Apeman’s diary

    こんなが刊行されたとのことです。 高森直史、『海軍と酒 帝国海軍糧史余話』、潮書房光人社、2016年2月 私がこれまで読んできた文献、資料は陸軍に関するものが中心なのですが、これも機会があれば読んでみたいと思います。 陸軍における飲酒の実態について体系的に調べたことはないのですが、断片的なエピソードについてはいくつか当ブログでもとりあげたことがあります。 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20070423/p1 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20071205/p2 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20150119/p1 南京大虐殺に関連する資料を読んでいた時にも「えらく飲んでるな」と思ったことが何度かありました。略奪した酒ならタダですからね。残虐行為との関係についても調べてみるだけの価値のあるテーマではないか

    日本軍と酒 - Apeman’s diary
  • 「朝日の誤報」は右派が20年かけてつくりあげた作品 - Apeman’s diary

    当ブログでは朝日の「検証」記事以前から指摘していたことですが、「吉田清治」という人物のニュースバリューは92年頃を境に急激に低下しています。右派メディアは朝日の「吉田証言」報道がまるでメディア史特筆すべき誤報であるかのように言い立てているわけですが、誤報としての悪質さおよびその(負の)影響の度合いを近代マスコミの誤報史に照らしてきちんと検討している例はただの一つも見あたりません。クマラスワミ報告書に載ったじゃないか、って? それ、同じくクマラスワミ氏がとりあげている秦郁彦先生に失礼じゃありませんか? 「吉田証言報道」は、一点突破全面展開を狙う右派論壇と右派政治家が過去二〇年間「重大問題だ! これこそが核心だ!」と言い続けてきたことによってのみ重大な誤報になったのです。

    「朝日の誤報」は右派が20年かけてつくりあげた作品 - Apeman’s diary
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    enemyoffreedom 2014/09/14
    せやなとも思うけれど、左右ともに単なる史実の真偽を巡る問題という以上に政治的な正邪の問題へと仕立ててしまってきたので。今後の右派や左派の伸長衰退へどう影響していくかは気になる
  • 百田尚樹・NHK経営委員の捏造 - Apeman’s diary

    広島市も説明しているように広島に投下された原爆による死者の正確な人数は判らないのですが、それにしても「一瞬にして10万人以上」という推定が蓋然性のあるものとして語られているのは聞いたことがありません(もちろん、まともな論者や機関によって、という意味)。一般財団法人高度情報科学技術研究機構が運営する「原子力百科事典ATOMICA」には次のような記述があります。 原爆投下から数か月以内に、広島で約11.4万人(人口の33%;軍人および朝鮮半島出身の人々は含まない)、長崎で約7万人(人口の28%)の人々が死亡した。爆心地から半径2km以内の死亡総数を100%としたとき、被ばく2週間以内に88.7%が、第3から第8週までに11.3%が死亡した。半径1.2km以内での死因の内訳は、爆風による外傷が20%、放射線障害が20%、熱線と二次的な火災による熱傷が60%であった。 (http://www.ri

    百田尚樹・NHK経営委員の捏造 - Apeman’s diary
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    enemyoffreedom 2014/08/07
    さすがにそれは修辞の範疇として解するべきでは / 比喩や修辞は相手によっては揚げ足となりえますよというのはまぁそうだなと
  • 仮想戦記ならぬ仮想戦後記 - Apeman’s diary

    1月14日の朝日新聞夕刊に「米に通じぬ 無意識のロジック」なる内田樹氏のコラムが載っていたのですが、安倍の靖国参拝に関するコラムなのかと思って読みはじめたら、どうやら仮想の国家ニッポソについてのコラムだったようです。 東京裁判は戦後日に対して二つの義務を課した。一つは、敗戦国として半永久的に「従属」の構えをとること。一つは侵略国としてアジアの隣国(とりわけ中国韓国)に対して半永久的に謝罪の姿勢を示し続けること。従属と謝罪、それが、東京裁判が戦後日人に課した国民的義務であった。 違〜う、私の知っている日の戦後史とは違う! でも、ネトウヨがふだん言っていることにはそっくりです。だからこれはきっと、仮想国家ニッポソの歴史なのです。

    仮想戦記ならぬ仮想戦後記 - Apeman’s diary
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    enemyoffreedom 2014/01/29
    ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムを少し丸めた感じの。まぁ内田センセイなのでしょうがない。反米陰謀論は左右の軸とはそう相関せずに分布しているような
  • 中国戦線における飢餓 - Apeman’s diary

    先日、中国戦線における日軍の兵站に関する話題がTLにちらほらと流れてきていたので。 「中国は陸続き」と言ったって機械化の遅れた日軍のこと、まして制空権も奪われた大戦末期になれば兵站線の確保は容易なことではない。 第27師団の中隊長として大陸打通作戦に参加した歴史家の故・藤原彰氏は、部隊が兵站戦の構築のための道路工事に動員された時の経験を『餓死した英霊たち』(青木書店)で紹介しているが、兵站線の先頭近くで作業しているにもかかわらず「やっとわずかな主が補給されるだけ」で、「その他の料は徴発によらなければならない」状況だった。徴発するにしても、すでに先行する部隊が「散々に荒して通った後で、どの部落もまったくの廃墟と化して」いるありさま。こうした事情が後に多くの栄養失調死を出す原因となった、としている(122-123ページ)。 他方、料はそれなりにあるのに「餓死」する兵士たちもいた。軍医

    中国戦線における飢餓 - Apeman’s diary
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    enemyoffreedom 2013/10/29
    「戦争栄養失調症は『戦争と罪責』でもとりあげられていて、著者の野田正彰氏はこれを「拒食症」と理解している」 戦闘ストレスによる摂食障害か。特に大陸方面は出兵期間長かったからなぁ
  • 「先の大戦」の反省はどこに行ったの? - Apeman’s diary

    毎日jp 2011年3月10日 「竹島問題:放棄要求に署名、土肥・政倫審会長辞任」 つい先日、「政府・軍が日側の観点のみを宣伝→メディアがそれに追随、煽りまくり→国民、「満蒙は日の生命線!」と吹き上がる→メディア、止められなくなる→軍も止められなくなる→太平洋戦争勃発」って感じの番組が某局で放送された時には、「メディアひでー」「国民ひでー」って言ってた人がいっぱいいたじゃないですか。70年前じゃなくてほんの10日ほど前のはなしなんですけど。 ま、上記の図式に付け加えるとしたら、政党もまた「誰が最も勇ましいことを言うか」レースに乗りまくったわけです。でもって、異論を唱える人間を「非国民」だの「弱腰」だのと国を挙げて Disりまくった結果があの大敗北。 もちろん、白黒がはっきりとつくような問題については、間違った認識を持つ議員が批判されるのも当然でしょうし、また基的な理念の問題であれば与

    「先の大戦」の反省はどこに行ったの? - Apeman’s diary
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    enemyoffreedom 2011/03/10
    個人的には第1回の軍と外務省がすり合わせもせずに異なる方針のもとバラバラに外交した結果諸外国の信用を失い迷走極まった話を思い出した。まぁ2月前の放送なので忘れている人はさらに多いのかもしれない
  • 「龍馬人気」に疑問 - Apeman’s diary

    昨年の総選挙前に、地元の候補者への「尊敬する人物」というアンケートへの回答をブログのネタにしたことがあったが、そのときにも複数の票を集めていた坂龍馬。その龍馬人気について10月5日の朝日新聞(大阪社)朝刊オピニオン欄で野田正彰氏が「龍馬にしがみつくのは成熟拒否の表れ」「軍国主義に利用された過去も。勝手な使い方はもうやめよ」などと批判的なコメントを。 ――坂龍馬はなぜ、こんなに人気があるんでしょうか。 「龍馬とは青春像そのものです。30代前半で暗殺されてしまって、中年以降がない。もし龍馬が明治維新以降も生きていたら、時代を切り開く若々しいイメージを投影することは難しかったと思います。(後略)」 ――いつまでも龍馬のように若々しくいたい。それはいいことなのでは? 「いえ、成熟拒否です。来、人は年齢を重ねるとそれなりに成熟していかないといけない。なのに青春像にしがみつくのは、申し訳ないで

    「龍馬人気」に疑問 - Apeman’s diary
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    enemyoffreedom 2010/10/10
    一方日本国の総理は高杉晋作(享年27)に己を重ね"奇兵隊内閣"を自称していた(英大使館にテロとかはしないでほしいが) / 皆さん成熟主義がお好き。ゲバラとかトロツキーとか、志半ばで倒れた人の評価は感情が入りがちか
  • ダメだ、こりゃ - Apeman’s diary

    http://twitter.com/hatenademian/status/21543534674 レイシズムや歴史修正主義を「それはそれ、これはこれ」で片付く問題だと思ってる時点で終わってる。「○○議員はホロコースト否定論者なんだけど、まあ彼は経済政策に詳しいんで不況脱出のための旗ふり役としてがんばってもらおう」って、ドイツでは通用しないはなしですから! 教養ある欧米人に「日ではデフレ脱却のためであれ南京事件否定論者とは手を組めない、とか抜かすサヨクがいて困っちゃいますよw」と言ってみろよ。「それは困ったものですね」なんて反応が返ってくるとでも思ってるんだろうか。 だいたい、社民と共産だけが強硬に反対しているのでインフレターゲット政策が実現しない……ってんならともかく、肝心の日銀すら折伏できてないわけじゃん。そんな状況で「松尾センセのを読めばサヨクもリフレに目覚めるキリッ」って、バ

    ダメだ、こりゃ - Apeman’s diary
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    enemyoffreedom 2010/08/20
    政治の好きな方は経済政策等は二次・三次的な優先度になってしまうので、経済政策による部分連合や協同は難しいのだろう。世の部分連合構想が画餅に終わることの多い理由の一つか
  • なぜ12月23日だったか(追記あり) - Apeman’s diary

    時期外れの話題になってしまったが、ご承知のように「A級戦犯の処刑が12月23日に行われたのは、それが(当時の)皇太子の誕生日だったからだ」とする説がある。猪瀬直樹も『ジミーの誕生日―アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」』なんて仰々しいタイトルのを出版しているし。(余談だが、首都である東京都の副知事が在任中にこんなを出すことは「日米同盟を危うく」しないのだろうかw) 判決の言い渡しが終わったのは48年11月12日だが、これによって直ちに刑の執行が可能になったわけではない。『東京裁判とオランダ』(L.ファン・プールヘースト、みすず書房)より引用する。 有罪判決を受けた者を救う望みは、この時点ではまだ完全に失われたわけではなかった。裁判所憲章の第17条では、マッカーサーが「何時にても刑に付之を軽減し又は其の他の変更を加うることを得。但し刑を加重することを得ず」と定めていたからである。 (4

    なぜ12月23日だったか(追記あり) - Apeman’s diary
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    enemyoffreedom 2010/01/22
    "なぜこの時期に"の類の陰謀論のオチはこういうものだろう
  • 「”国民”への道のり〜明治日本・農村の記録〜」ほか - Apeman’s diary

    ドラマ『坂の上の雲』やシリーズ「JAPANデビュー」を含むNHKの企画「プロジェクトJAPAN」の一として年末30日に放映された「”国民”への道のり〜明治日・農村の記録〜」を観る。 スペシャルドラマ「坂の上の雲」、第一部は、明治の初めから日清戦争の頃までを描いた。ドラマ第一部の放送後に、同じ時代をドキュメンタリーで描く。農村を舞台に、そこに生きる人びとが、いかにして近代化の波や戦争と向き合い、「自分が日国民である」という意識を高めていったのか、その道のりをたどっていく。 学校、メディア(幻灯機、新聞)、徴兵制が「国民意識」の形成に果たした役割を、地理的には長野県・中川村を中心に、主題としては兵役に対する意識の変化を中心に描いたもの。日清戦争における勝利が「国民意識」の形成に決定的な役割を果たした、とする。また「定遠」の乗組員が起こした長崎事件について、やはり「外圧」が国民意識の形成に

    「”国民”への道のり〜明治日本・農村の記録〜」ほか - Apeman’s diary
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    enemyoffreedom 2010/01/08
    見逃した
  • パル(パール)判事の選任過程に関する公文書、発見 - Apeman’s diary

    9月5日(土)の朝日新聞(大阪社)夕刊に「パル判事 誤って選任」と題する記事が掲載されている。 第2次世界大戦後、連合国が日戦争指導者を裁いた東京裁判(極東国際軍事裁判)の判事団で唯一、東條英機ら25人の全被告を無罪としたラダビノド・パル=写真=が、インド国内の間違った手続きで代表判事に選ばれていたことがわかった。開廷直前に植民地政府の高官が誤りを認めて謝罪し、選任担当者は左遷されていた。インド国立公文書館の文書に記録されていた。 (後略) 以上のようなリード文に続いて、「パルを東京裁判判事に任命する件」と題する文書に「パルは高裁裁判官でも元裁判官でもなく、他の弁護士と大差のない人間だ」という記述があり、パルを任命した戦争省には代表判事の選任権限はないと指摘されていたこと、裁判中に独立したインド政府がパルが「正式な政府代表」ではないことを確認し「意見書とは無関係との立場をとった」など

    パル(パール)判事の選任過程に関する公文書、発見 - Apeman’s diary
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    enemyoffreedom 2009/09/06
    これは面白い発見
  • 『プライド』公開前後の報道 - Apeman’s diary

    映画『靖国』の上映をめぐる一連の報道に対して、『プライド 運命の瞬間』(伊藤俊也監督、1998年)がひきあいに出されるのをちょくちょく見かけるので、公開前後の動きを朝日新聞の報道で辿ってみる。引用文中の強調はすべて引用者によるもの。 「プライド」と「東条」をキーワードに検索して見つかるもっとも早い記事は1998年4月10日夕刊の「製作者側労組「シナリオ問題」と批判 東条英機描く映画「プライド」」という見出しのもの。 第二次大戦で日戦争責任を問われて絞首刑となった東条英機元首相が主役の映画「プライド 運命の瞬間」(伊藤俊也監督)が、五月の全国公開を前に、製作者側の労組から「シナリオに問題がありすぎる」と批判を浴びている。 (…) 映画は昨年十二月から三月にかけて東映の京都撮影所などで撮影され、五月二十三日から全国東映系で公開される予定。シナリオでは、南京事件について東条が「国家の意志とし

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  • これはひどい - Apeman’s diary

    古森義久という人物が、自分の読者の知的水準をどの程度のものと推定しているのかがよくわかるエントリです。 ステージ風発 「朝日新聞がカンボジア大虐殺を「優しい」と評した――証言者の死で蘇る記録」 ここで画像により引用されている記事の内容を「カンボジア大虐殺は優しい」と要約したら、どれほどハードコアな反共主義者の教師でもバツをつけざるを得ないでしょう。小学生にだって、この記事で「優しい」と評されているのは「カンボジア解放戦線」の、プノンペン陥落前後の振る舞いだからです。もちろん、この記事は暴力というものを質主義的な観点(特有の民族性というものがあり、それによって大虐殺が起きやすかったり起きにくかったりする、という)でとらえており、その点は決して後知恵によらずとも当時において批判可能だったはずですが、それにしたって後に起こるであろう大虐殺を予見できなかったという問題を、まるで進行中の(ないしす

    これはひどい - Apeman’s diary
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    enemyoffreedom 2008/04/04
    むしろ虐殺否定記事は和田サンではなく(初期の)本多サンとかなんですよね
  • 某国営放送の放送予定 - Apeman’s diary

    お盆前後に放送される、戦争に関連したドキュメンタリー(ドキュメンタリードラマを含む)の放送予定です。転記ミスがあるやもしれませんので、ご覧になろうという方、録画を予約される方は放送時間・チャンネルをご確認願います。 8月7日(火) 午後10:00〜10:49 「秘密尋問所トレイシー〜日人捕虜が語った機密情報〜」 NHK総合 8月8日(水) 午後11:05〜翌0:00 「ドキュメンタリードラマ ニュルンベルク裁判 第1回 軍需大臣 アルベルト・シュペーア」 BS1 8月9日(木) 午後11:05〜翌0:00 「ドキュメンタリードラマ ニュルンベルク裁判 第2回 帝国元帥 へルマン・ゲーリング」 BS1 8月9日(木) 午後7:00〜7:50 「特攻隊遺族の“終わらない戦争”〜知覧「ホタル館」に集う人びと〜」 BShi 8月9日(木) 午後8:00〜9:50 「日中戦争〜兵士は戦場でなにを見

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  • Apes! Not Monkeys! - 慰安婦・慰安所に関してオンラインで閲覧できる一次史料(追記あり)

    再追記あり。再追記部分は太字。その後、オンラインで閲覧できる資料がさらにあることをご教示いただきました。こちらをご覧ください。 コメント欄が制限字数に到達しましたので新規の投稿ができなくなっております。 アジア歴史史料センターで公開されている資料を「慰安婦 or 慰安所」で検索すると計15点がヒット。このうち関連するものは(ざっとみた限り)次の通り(「@」は判読不能部分)。 「支那渡航婦女に関する件」 内務大臣決裁書類・昭和13年(下) レファレンスコード:A05032044800 支那渡航婦女ニ関スル件伺日南支派遣軍古荘部隊参謀陸軍航空兵少佐久門有文及陸軍省徴募課長ヨリ南支派遣軍ノ慰安所設置ノ為必要ニ付醜業ヲ目的トスル婦女約四百名ヲ渡航セシムル様配意アリタシトノ申出アリタルニ付テハ、年二月二十三日内務省発警第五号通牒ノ趣旨ニ依リ之ヲ取扱フコトトシ、左記ヲ各地方@ニ通牒シ密ニ適当ナル引

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