退職金は年々減少の一途をたどっている。その他にこれから訪れる「3つの苦難」とは?(グラフ出所:厚生労働省「就労条件総合調査」退職給付(一時金・年金)の支給実態) 最近、50代のホワイトカラーのサラリーマン、特に1971~1974年生まれである「団塊ジュニア世代」についての「悲惨な末路」についての記事がとても多くなっています。 「給料が上がらない」から始まって、「会社に居場所がない」とか「転職できない」とか「年金、老後の資金がやばい」、そしてきわめつきは「そもそも仕事のやる気が出ない」。これでもかと団塊ジュニア世代の悲惨な行く末の話が出てきます。 こんな風潮は、著者である私たちもまったく他人事ではありません。というのも私たちは団塊ジュニア世代ど真ん中だからです。私たちの世代は、振り返れば人生の節目節目で受験戦争、就職氷河期、景気低迷と、不運に見舞われ続けた「悲劇の世代」なのです。 ただし状況