「ポスト菅」候補として、真っ先に名前が浮上した野田佳彦財相を担ごうとしているのが、民主党のキーマンである仙谷由人官房副長官。となると、仙谷氏自身が代表選に出馬する可能性はゼロなのか? 「野田周辺にスキャンダル報道が続出している。他の候補も、帯に短し、たすきに長し…。誰もいなくなったとき、突然、仙谷が急浮上することは十分あり得る」と民主党関係者。 仙谷氏といえば、西松建設事件後、党内最大実力者だった小沢一郎元代表の力を封じ込め、その功績で菅直人政権では官房長官に。学生運動以来の経歴から「赤い官房長官」「影の宰相」と呼ばれるまでにいたる。 そんな仙谷氏が真っ青になったといわれるのが、昨年8月、朝日新聞が報じた疑惑だ。 仙谷氏の長男は、東京・西新橋で司法書士をしている。長男は2007年3月、ここに不動産会社を設立し、ビルオーナーから不動産会社が室料60万円で部屋を借り、長男の司法書士事務