どうすれば、本当のホワイト企業を見つけられるか? 「ホワイト企業」とは、どんな企業だろうか。今までは、いわば「ブラック企業」の対極にある企業の総称として、ネットなどで使われてきた。「東洋経済オンライン」でも、「新入社員に優しい『ホワイト企業』ランキングトップ300」を掲載。「新卒3年後の定着率が高い企業」を、ホワイト企業の一つの条件として注目してきた。 確かに就活生にとって、入社3年後の離職率が低い企業であれば、「入社直後に理不尽な目にあうことは少ないだろう」と予想できる。ただ、このランキングは、あくまでも入社直後に注目した話であり、このデータだけで企業の総合評価をすることは難しい。 では、「本当のホワイト企業」とは、どのような会社であり、どうすれば見つけることができるのだろうか。この連載では、その「見つけ方」について、できるだけわかりやすく解説するつもりだ。 具体的には、「多面的な指標」