Dusit / Shutterstock.com Wikipediaは岐路に立っている。自身のためとインターネットのために、協力者とコンテンツの多様性の面で成長し続けることが必要だ。そうすることでのみ、インターネットが社会の組織と世界のなかで担う役割が大きくなるのと足並みを揃えて進むことができるだろう。しかし、反対のことが起きている。Wikipediaは協力者を失いつつあり、その協力者は、大部分が男性で西洋人だ。要するに、拡大するネット人口を代表しているとはほとんどいえない。 この現象は、このところ国際的なメディアによってよく引用されているある研究によると、英語版Wikipediaにおいて最大レヴェルとなっている。この百科事典の英語版は、2007年から12年までに協力者の30%を失った(現在3万1,000人。世界のWikipediaの総計は25万人)。アクティヴな協力者のうち90%が男性で