書跡は勝鬘経と法華経を展示します。染織は奈良時代に作られた幡の展示で、天平勝宝9年(757)に行なわれた聖武太上天皇一周忌斎会で使用された幡など、色とりどりの織物で仕立てられた幡を紹介します。 作品解説(PDF)
書跡は勝鬘経と法華経を展示します。染織は奈良時代に作られた幡の展示で、天平勝宝9年(757)に行なわれた聖武太上天皇一周忌斎会で使用された幡など、色とりどりの織物で仕立てられた幡を紹介します。 作品解説(PDF)
国宝 無隠元晦あて法語 馮子振(1257~?)筆 中国 元時代・14世紀 松平直亮氏寄贈(2023年11月28日から展示) 「中国書画精華」は、中国の書跡・絵画の名品を紹介する、毎年恒例の特集展示です。今年は、日本における鑑賞の歴史をテーマにしています。日本人の価値観・美意識の変遷をたどりながら中国書画をご覧いただきたいと思います。 日本にある中国書画は、伝来の時期によって、「古渡(こわた)り」「中渡(なかわた)り」「新渡(しんわた)り」と呼びならわされています。古渡りは、室町時代までに伝えられたと推定されるもので、唐から宋、元時代の格式ある作品を中心とします。古渡りによって確立された評価基準は、以後の日本の中国書画鑑賞史に大きな影響を及ぼしました。 江戸時代に入ると、明・清時代の書画の新しい作風が、地方作家や来日作家によって日本に伝えられました。これら中渡りの作品の様相は、江戸の著名な儒
ここに展示した文化庁所蔵の能狂言面は、平成21(2009)年度に文化庁が購入した「鐘紡(かねぼう)コレクション」の一部です。能面123面、狂言面43面を数えるこのコレクションは、昭和20年代中頃に、三井家から鐘紡に移りました。 このコレクションの中の「能面 泣増(なきぞう)」に「前田子爵(ししゃく)家」と記した札が付属します。前田子爵とは、加賀藩の支藩である大聖寺藩(現在の石川県加賀市周辺)最後の藩主で、能をよくした前田利鬯(としか)のことです。三井家には大聖寺藩の能面、能装束を預かっていたと記す記録もあり、このコレクションはもともと大聖寺藩前田家のものだったと考えられます。室町時代の古面も含む一方、多くは江戸時代の面で、宝生(ほうしょう)家の面の写しが多いのが特徴です。これは、加賀藩前田家が、初代の利家以来能楽を深く愛好し、5代・綱紀が能のシテ方の流儀である宝生流を採用したのを、支藩であ
書跡は古文書と寺要日記を展示します。染織は製作当初の形態をよく残している「平絹幡残欠」を中心に、平絹や綾でつくられた様々な幡足を展示して、上代の仏教寺院を飾った幡を概観します。 作品解説(PDF)
特別展「やまと絵―受け継がれる王朝の美―」(10月11日(水)~12月3日(日))の開催に合わせ、仏画に見られる自然の風景、山水表現に注目します。 やまと絵は、中国由来の「唐絵(からえ)」や「漢画(かんが)」の影響をうけつつ独自の展開を遂げた絵画で、世俗的な絵画制作を担った宮廷絵師が育んできました。平安時代半ば以降、宮廷絵師と仏画制作を担う絵仏師(えぶっし)が協働して絵画制作を行う環境が増え、仏画の中にやまと絵の山水表現が取り入れられるようになります。密教絵画、経典説話画、縁起絵などといったジャンルによって山水表現との相性に違いはありますが、例えば、本特集で展示する神仏習合(しんぶつしゅうごう)に関わる作例や阿弥陀如来の来迎図(らいごうず)では、厳かなほとけの姿と穏やかな自然景が見事に融合し、美しい画面が生み出されました。こうした作例は、宮廷絵師が手掛ける山水表現との区別がつかない程、絵仏
法隆寺献納宝物のうち、奈良時代における東アジアの文化交流の様相をものがたる香木類や、正倉院宝物に類例が残る撥鏤の尺、中世後期の枡類など、香木と計量器を展示します。
第6室は絵画・書跡・染織を展示します。今回は絵画、書跡と染織の展示です。絵画は「聖徳太子および五臣像」などの仏画を展示します。これらの仏画はもとは「仏画写経貼交屏風」と称する屏風に貼り交ぜられていたものを掛幅装に改めたものです。また、書跡は後桜町天皇宸翰和歌懐紙、写経断簡50枚を貼り交ぜて6曲1隻の屏風に仕立てた「写経屏風」を展示します。染織は羊毛で作られた緋氈とともに、飛鳥から奈良時代にかけて制作された数多くの錦を展示します。 作品解説(PDF)
第6室は絵画・書跡・染織を展示します。今回は書跡と染織の展示です。書跡は法隆寺に伝来した法華経のうち、巻5・6を展示します。染織は聖徳太子の妃である膳妃の帯として伝えられた蜀江錦帯を中心に、奈良時代の座具である白氈を展示します。 作品解説(PDF)
木・漆工品には、仏具、調度品、楽器、文房具、計量器、武器・武具等のさまざまな分野の作品が含まれ、その制作時期は飛鳥時代から江戸時代にまでおよんでいます。これらのうち法隆寺の高僧行信僧都が奉納したことが知られる竹厨子や、表面に貼られた沈香の薄板の木目が美しい木画経箱は、奈良時代の優品として有名です。また墨書銘から唐時代・開元12年(724)に中国の四川省でつくられたことが知られる七弦琴は、制作時期と制作地があきらかなことで貴重であるし、さらに近年、その交易に古代ペルシア人の関与が判明した香木も重要です。こうした作品を通して、わが国の美術工芸のみならず広く東アジアの文化交流の実際を垣間みることができます。今回は正倉院宝物以外に類例の少ない奈良時代の弓矢や胡籙など、武器・武具を展示します。
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