2011年12月29日 2011年のノーベル物理学賞は、遠方超新星の観測により宇宙膨張の加速を明らかにしたとして、ソール・パールムッター博士 (米国・カリフォルニア大学バークレー校/ローレンスバークレー国立研究所)、ブライアン・シュミット博士 (オーストラリア国立大学)、アダム・リース博士 (米国・ジョンズホプキンス大学) の3氏に授与されました。 観測・理論・シミュレーション天文学の様々な分野で日本の研究者が活躍していますが、2011年のノーベル物理学賞の対象になった研究では、現在、日本の研究者たちが強力なメンバーとしてパールムッター博士のチームに参加しており、またその中ですばる望遠鏡が重要な役割を果たしています。遠方超新星の観測を通じて宇宙観の広がりを支えてきたすばる望遠鏡の成果や、またその中で育まれてきた人と人とのつながりについて、パールムッター博士にお話を伺いました。 ――パールム