2020年08月26日 三相トランスの仕組み 前回の単相と三相の違いに続き、今回は三相トランスの仕組みについて説明いたします。 (単相トランスについては→ https://www.kamidenshi.co.jp/magazine/1497/) 前回、三相交流は等間隔にズレた3つの相が次々と最大電圧に達することを紹介しました。 波形図の各相を下図の形で各コイルに流すと各コイルは順番に最大電圧に達し、 真ん中のモーターが高電圧のコイルを順に追いかけ、安定的な回転が生じます。 工場等の大型装置の多くは駆動にモーターを使用し、尚且つ、大きな電力が必要なため、 モーターを安定的に回転させられて電力も大きい三相交流は非常に相性がいいです。 工場には欠かせない三相交流ですが、電力源とモーターを直結させるのは大変危険なうえ、 家電製品と同じく、コンセント電圧そのままでは動かない装置がほとんどです。 そこ