格差社会の中で行き場を失った人々の生命を守る最後の砦にもなっている公共図書館。その現実を描き上げた本作で監督・脚本・主演を務めたエミリオ・エステベス氏に話を聞いた。
<アメリカで映画やコンサートといった文化的な娯楽やアクティビティについて、この1年間でどの程度の頻度で行ったかを尋ねた......> 図書館は年間10.5回、映画館は5.3回 米国人は2019年、映画よりもコンサートよりも、図書館に足繁く通った──こんな調査結果が明らかになった。 この調査は、米ギャラップが2019年12月上旬、18歳以上の1025人を対象に行ったもの。映画やコンサートといった文化的な娯楽やアクティビティについて、この1年間でどの程度の頻度で行ったかを尋ねた。もっとも頻度が高かったのは図書館で、通った回数は1人あたり平均で10.5回だった。2位の映画館での映画鑑賞(5.3回)、3位のスポーツ観戦(4.7回)のほぼ倍だった。 男女別に見ると、どちらも図書館が1位ではあったものの、通った回数は女性が年間13.4回と、男性の7.5回の倍近くになった。一方で男性で目立ったのが、国立
対談者プロフィール Dain 書評ブログ「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」(スゴ本)管理人。「その本が面白いかどうか、読んでみないと分かりません。しかし、気になる本をぜんぶ読んでいる時間もありません。だから、(私は)私が惹きつけられる人がすすめる本を読みます」 読書猿 「読書猿 Classic: between / beyond readers」管理人。正体不明。博覧強記の読書家。メルマガやブログなどで、ギリシャ哲学から集合論、現代文学からアマチュア科学者教則本、陽の当たらない古典から目も当てられない新刊までを紹介している。人を喰ったようなペンネームだが、「読書家、読書人を名乗る方々に遠く及ばない浅学の身」ゆえのネーミングとのこと。知性と謙虚さを兼ね備えた在野の賢人。著書に『アイデア大全』『問題解決大全』(共にフォレスト出版)。 谷古宇浩司 株式会社はてな 統括編集長/
映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』フレデリック・ワイズマン監督 自身の事務所ジッポラ・フィルムズにて ドキュメンタリー映画の巨匠フレデリック・ワイズマン監督がニューヨーク公共図書館に集まる地域住民や研究者、スタッフたちの姿を描く『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』が5月18日(土)より公開。webDICEではワイズマン監督のインタビューを掲載する。 デジタル化にも迅速に対応し、知識を未来に受け継ぐこと、子どもたちにどんな未来を残すかを徹底して追求している司書やボランティアたちに目を見張る。このインタビューでも語っているように、ワイズマン監督は市民の生活に密着し運営されているこの図書館の日々の活動を追うことで、単に知の宝庫ではなく、セーフティーネットであり、集いの場であり、異なる思想を持つ者が討論を交わす場であることを描く。エルヴィス・コステロやパティ・スミス、リチャー
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