国会に出席した参考人に対し、国会議員からヤジが飛びました。実際に参考人として出席した人からは、「参考人にヤジを飛ばさないで」との訴えが上がっています。
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の会長だった森喜朗元首相の発言が女性蔑視であると国内外から批判がなされ、辞任する結果になりました。森氏は当初発言の撤回と謝罪をしつつも「辞任する考えはありません」と逆ギレ会見を行ったり、元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏を自宅に呼んで後任に指名したりと、すったもんだの大騒ぎを演じました。 この森喜朗騒動とはいったい何だったのでしょうか?『世界一周ホモのたび』などの著者で、能町みね子さんの友情結婚のパートナーであるゲイライター・サムソン高橋さんに、読み解いてもらいました。(以下、サムソン高橋さんの寄稿) 女子SPA!から、今さら森喜朗について書いてくれという依頼があった。いつものごとく依頼があって一ヶ月ほど経ってしまったので、なおさら今さら感が強くなっている。 前回女子SPA!で書かせていただいた題材は小池百合子だった。 私の肩書は「ゲイライター」となっ
犬猿の仲で知られる「政敵」が国会論戦で意気投合――? 3日の参院予算委員会で共産党・小池晃書記局長と安倍晋三首相の見解が一致し、与野党議員たちから満場の拍手を浴びる一幕があった。普段は政権の問題点や首相の政治姿勢を厳しく追及する小池氏も「ちょっと感動した」とほおを緩めた。 この日最後の質問者として登場した小池氏は、政府の新型コロナウイルス対策の問題点を追及。首相の答弁を「言葉が足りない」などと批判した。ここまでは、厳しく対立する自民VS.共産という「いつもの光景」だった。 その後、異例の展開になる。質問の持ち時間が少なくなった小池氏は、ヒール付きの靴など女性が職場で決まった服装を強いられている問題に関して話題を移した。小池氏は首相に向かって、「女性だけに苦痛を強いる服装規定はなくしていくという政治の決意を語ってほしい」と投げかけた。 これに対し、首相は「男性と女性が同じ仕事をしているにもか
ニュージーランドの最大野党・労働党党首ジャシンダ・アーダーン氏(37)が出演したテレビ番組で、子どもを持ちたいかどうか質問され「2017年にそんな質問は不適切」と反論した。
自民党幹事長代行で衆議院議員の萩生田氏が「0~3歳児の赤ちゃんに『パパとママ、どっちが好きか』と聞けば、どう考えたって『ママがいい』に決まっている」と発言し、さらには「『男も育児』だとか言っても子どもにとっては迷惑」とまで述べたことに対し、少子化やワークライフバランス問題について研究し発言してきた者の一人として、また父親として過去に幼児期の子育てに積極的に関わった者として、とても見過ごしにできず、批判記事を書くことにした。 既に幼児の子育てに関わっている多くの父親たちから現在進行形の経験である育児の素晴らしさについてウェブで多くの発言がある。だが私と近い世代の男性の育児経験の話はほとんどない。
●Alex Tabarrok, “Gender Reversal Teaches Uncomfortable Lessons”(Marginal Revolution, March 8, 2017) ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンの性別が逆だったら二人の討論の様子は聴衆の目にどう映っただろうか? 二人の研究者がその疑問に取り組んだ。トランプとヒラリーの(討論会での)セリフだけではなく身振り手振りも完全に再現した芝居を上演したのだ。ただし、トランプの役を演じるのは女性(役名はブレンダ・キング)でヒラリーの役を演じるのは男性(役名はジョナサン・ゴードン)という捻りが加わっている。 女性がトランプのような攻撃的な姿勢――相手の発言を頻繁に遮り、すぐに相手をなじる――をとれば決して見逃してはもらえないだろうし、反対にヒラリーが男性だったらその理知的な感じにしても冷静沈着な感じにしてもずっ
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