フランスのマクロン大統領との会談後、記者会見するロシアのプーチン大統領=2月7日、モスクワ【AFP時事】 ロシアのプーチン大統領が2月24日、軍部隊にウクライナ侵攻を命じ、首都キエフやハリコフで激しい包囲戦に入った。ウクライナ軍の抵抗や国際社会の制裁があっても、ひるむ気配はなく、凄惨(せいさん)な市街戦となってきた。 【動画】停戦交渉さなか、砲弾の雨 「市民標的」死傷者多数 ウクライナ第2都市ハリコフ プーチン大統領は核兵器運用部隊に高い警戒態勢への移行を命じており、緊張が高まっている。米国では、狂信的なプーチン氏の精神状態を疑問視する見方も出てきた。 侵攻を決めたのは、プーチン氏ら旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元同僚とする見方が有力。外部を遮断した「密室決定」が要注意だ。(拓殖大学海外事情研究所教授・元時事通信モスクワ支局長 名越健郎) マクロン仏大統領は2月7日、クレムリンで5時間以