川崎駅と新百合ケ丘駅を結ぶ地下鉄(川崎縦貫高速鉄道)事業の推進に向け、川崎市による有識者組織「新技術による川崎縦貫鉄道整備推進検討委員会」の第1回会合が24日、市役所で開かれた。 委員会は、大学教授や国土交通省の研究者ら6人の委員と、環境や電池の専門技術者2人で構成。初会合には委員4人と専門技術者2人が出席し、委員長に大西隆・東京大学大学院工学系研究科教授(都市工学)を選任した。 阿部孝夫市長は会合の冒頭で「電池電車を使った日本初の地下鉄をつくりたい。新しい展望が開けるような検討をしていただきたい」とあいさつ。大西委員長は「市内は人口が増えており、交通に対する需要は高まっている。都市交通はつくっても赤字経営に悩む所が多い。技術と経営の両面から新しい方式を考えていきたい」と述べた。 会合では、市の担当者が電池電車の導入に向けた基本的な考え方や、コストを含め電池電車を取り巻く状況などを委